2008年1月19日土曜日

SEA TO SKY HIGHWAY 86

山に復帰しました!
膝の調子は順調で~す!

今日は、高地と低地の気温が入れ替わるインヴァージョンという変わった天候でした。
1000m以下で-10℃の小雪に対し、高地では-2℃、快晴、無風の天気。
ピークのリフトの眼下に広がるのは、言葉を失うほどの見事な雲海。いや、天海。

雲は見事なまでに、下界と天界を分けました。

しかも、太陽の周りに、きれいなダブルサンドック(ダブルレインボー)がかかって、その端からまた小さな虹が2つも派生してる~!
キラキラと舞う小雪の中、青空キャンバスに描かれた、でっかいレインボーアート。

”これはは一体、なんのお祭り?”と、心のなかでニヤニヤしてるわたし。

そんなめでたい天界のお祭りに、一人でひょっこり参加しようかと思っていたら、
ピークの頂上で、これまた雲海にすっかり心を奪われていたマキちゃんに出会いました。





今日の写真じゃないんだけど、久しぶりの太陽。

この感動をシェアできる友達に会えてよかった~。共有すると感動も2倍になるでしょ?
ピークからちょこっとバウンダリーを越えて、HIGHWAY 86にぶつかるバーンを2人で”お散歩”。
天に向かってそびえ立つ山々の真っ白な雪に反射した太陽の光が、
空の青に絶妙に混じり合い、美しいグラデーションを描いていた。
ガルバルディ(ウィスラ一帯)の象徴である、BLACK TUSKも、
巨大な赤い太陽と、地球の裏側まで続くこの広大な空の下では、小さな点にしかすぎなかった。



天気のいい日のHIGHWAY 86からの景色は、本当に美しい。
まさに、”SEA TO SKY HIGHWAY”!
マキちゃんとねっころがりながら、太陽の氣(プラーナ)を見ようと試みた。
目をつぶっても、まぶたを通して目に焼き付く太陽。光が強すぎて、プラーナが見えない。
あきらめて、空の無音を楽しむことに。
What a awesome day!
その後、家に帰って、スノーボード界の神様と呼ばれる、故Craig Kellyの”LET IT RIDE”という映画を見た。
彼は世界的な大会で7回優勝したあと、公から姿を消し、バックカントリーの世界に身を投じます。
その後、カナディアンマウンテンガイドとなり、BCのRevelstokeで雪山バックカントリーのツアー中に、雪崩に巻き込まれて亡くなりました。36歳でした。



山と一体化した素晴らしいライディングはもちろんのこと、自然と共に生きた”本物のスノーボーダー”と言われています。
「僕らは自然のものであり、本来は自然の枠の中にあるものだが、あたかも自然と闘うように自らの暮らしをつくりあげてしまった。僕らは何と言うか、宇宙のあり方に歯向かっているんだ」。
最近よく思うのだけど。
冬山の頂上に空身で行けるって、本当にすごいこと。
山から教えてもらった計り知れないこと、今も毎日教えてもらってることを、
いつも心に留めておきたいと思う。
楽しさ、気持ちよさ、美しさ、恐怖、悔しさ、痛み、自分を知ること、仲間、経験、一体感、愛、そして感謝。
この素晴らしい環境をチョイスできた自分にも、感謝しよう。
これからも、自分にとっての、”気持ちのいい人生”を思う存分選んでいこう~!と、勇気がでました!
注:カメラ忘れちゃったよ~ちっ!というわけで、今日の写真ではありませんごめんね。

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