2008年1月11日金曜日

Whistler Blackcombスキーリゾート環境問題への取り組み

Uniearth今日はちょっとまじめです。

最近、"Sustainability"という言葉をよく耳にするようになりました。
日本語では、”持続可能な”と訳されます。
Sustainable Agreclture(農業), house(住居),living(暮らし), environment(環境)などなど。
大学でも、このプログラムを取り入れている学部がどんどん増えてきています。

さて、”持続可能な環境”を言い換えると、”その地域で得られる再生可能なエネルギーを利用し、地域のエネルギーと食糧需要を満たすこと。”です。

つまり、

100匹の魚がいる湖を考えてみて下さい。
この魚たちは1年に20匹の次世代を生むことができ、そのかわり10匹は寿命で死んでしまうと仮定します。
つまり、放っておくと10匹ずつこの湖には魚が増えていくことになります。
さて、湖の横に一軒の家があり、そこに釣りの好きなおじいさんが住んでいます。
彼がずっとこの湖で釣りを楽しみ、さらに息子や孫の代にも釣りを楽しんでもらうためには、1年間に釣り上げる魚の数を10匹以内に抑える必要があります。
これを超えると魚たちの再生能力(reproduction)を損ない、湖の魚の数が年々減っていってしまうからです。
この、おじいさんが年間の釣果を10匹以内に抑えている状態を「サステイナブルである」と言います。

以上、ウェブサイトより引用 
Sustainableとは?

個人で環境問題に取り組むこと、意識を高めることはとても大切ですが、
個人の何百倍というエネルギーを使っている、企業の環境問題への取り組みこそ次世代の暮らしに大きく影響することは、周知の事実です。
海外の労働力を使い、輸送という形でエネルギーを消費している大手激安店ではなく、ローカルの商品、野菜、サービスを利用する事で、結果的に環境問題へ貢献していることにもなります。
さて、ウィスラー唯一の大企業と言えば、Whistler Blackcomb Ski Resortを運営するIntrawest株式会社です。
2010年オリンピックの為の工事や、スキーエリア拡張のための森林開発、シュティカの件で、Intrawestへの不信感が強まったこともありましたが、同社がたくさんの家族の生活を支えていること、山で遊べることを考えると、同社の動向を理論や感情だけでは否定することはできません。
おやおや?同社のホームページに、”環境(Sastainability)への取り組み”という項目があります。
どれ、ちょっと目を通してみようではないか。
ウィスラーブラッコムの環境への取り組み
実際に環境に対してどんな取り組みをしているのか、簡単にまとめてみました。
シンフォニーリフト新設も、記憶に新しい議題でした。それについても書いてありました。
 → ピックアップトラックをハイブリットカーに変更/スノーモービルを低排出ガスのモデルに変更
 → 日常的に消費するものをリサイクルまたはコンポース(土に還る)できるものに変更。
 → 2001年と比較してゴミの量を59%減量。
 → 洋服、机などのオフィス用品を地域または海外へ寄付
 → スキーエリアでも、エコロジカル面で価値のある場所を保護
 → 水飲み場を多く設置 注:ウィスラーの水はそのまま飲めるので、ボトルウォーターの消費を減らす目的。
 
今は、この取り組みへの賛否両論は横に置いておきます。
ここから先は我が家のよくある会話です。
わたしは、ご存知の通り「行けるか行けないか」、じゃなくて、「行きたいのなら今行こう」というタイプです。だって未来のことはわからな~い。
だから、今すぐハイブリットカー買おうよ!と本気で思っています。
今のわたしたちには、車を使わない生活は考えられません。
そう思うと、暮らしが少々圧迫されるかもしれないけど、未来への価値には変えられないので今すぐ乗換えたいのです。
一方UGは、まずは自分たちの生計をしっかりして、新車が買えるような身分になってから買うべきで、ましてやちょっと先の未来だってどうなるかわからない自分たちが今すぐ乗換えるのは得策ではない。
しかもハイブリットカーは5年でバッテリーを総取り替えしなければならないので、ハイブリットカーは中古を買っても意味がない。と言います。
というわけで、両者譲らず、話は平行線のまま。う~~~む。
今乗ってる車は30万で買った、93年式のスズキのエスクードです。16万キロ走ってますが、ほとんどUGが自分で修理して、今も元気に走ってます。
��日本だったらあり得ないでしょ~。これ、カナダでは非常によくある話です。)
そんな私たちにとって、最低200万はするであろうハイブリットカーを買うなんて、分不相応な気分。
悲しいかな、”新車”と聞いただけで、”無理無理!”と反射的に答える癖が身に付いてます。
環境問題へ取り組む意思があっても、今の生活が脅かされるとなると難しいこともあります。
しかし、それらが個人の省エネよりも効率的に環境問題への取り組みをサポートしてるかもしれないのです。
��もちろん、個人の日頃の意識や行動に勝るものはない。という前提をふまえて。)
未来でたくさん返すから!と思っていても、その時未来はもう、存在してないのでしょう。
バイオマスガソリン、ローカル野菜、オーガニック製品、ノンアニマルテスト商品、エコロジーに取り組んでいる会社の製品などなど、Wallmart(日本だったらダイソーとか)の倍の値段でもあなたは買うことができますか?
高いものを買っていると、無駄に買わなくなっていいのですが、我が家の生活費は年々あがる一方です。
いいんだけどね、自己満足してるから。おいしいし、優しいし!!
家も暖炉のある家、井戸のある家に移っていきたいのと、庭で野菜育てたいです。
なんとも微妙な終わり方だけど、”こないだ乗ったタクシーがハイブリットカーで驚きました。”という一言にて今日は締めたいと思います。
ではまた~☆
必見!「伝説のスピーチ」です。見た事がなければぜひぜひぜひぜひ見てください!!
彼女はセヴァン・ズズキさんといいます。
彼女のお父さんデヴィット・スズキ氏は、環境学の第一人者として有名です。著書多数。

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