2008年2月8日金曜日

地球の鏡

何億年ものあいだ、地球を冷やし続けてきた氷の河、氷河。

火山が噴火しながら地形を変え、動き続けているように、氷河も絶えず流れ続けています。

わたしたちの時間の概念を越えた、悠久の時間のなかを、ゆっくり、ゆっくり。

地球を上からみると、氷河は白く見えるそうです。

それ故、太陽の光を反射して、宇宙にむかって冷たい気を放つおかげで、地球は温暖化から守られているのです。

氷河は、地球を熱から守る「鏡」。

グレシャーブルーと呼ばれる、独特の氷河の青は、その土地のミネラルによって微妙に色が異なります。

私たち人間が1人として同じ人がいないように、この世に存在するものは、1つとして同じものは存在しないことを、改めて感じさせられます。

火山や氷河といった、対極にあるもの全て包括し、

その全てに役割を与え、

それぞれが役割を果たすことで、全体の調和が奏でられるようにした、

母なる地球の創造力には、ただただ感動するばかりです。

なにかを排除するのではなく、全て生かす。

どうかこの悠久の大河のいとなみを、人間が止めてしまうことのないように、

先の世代の子孫達も、氷河に肌で触れることができるように、

私たち人間も、自然の流れに逆らわず、それぞれの役割を味わいながら、ゆっくり生きていきたいですね。



氷河

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