2008年3月7日金曜日

Nature ~Diamond Head Backcountry boarding Trip その1~

あっという間に3月です。
この1週間もとっても濃かったUniearth。どれからUPしたらいいか悩みますが、やっぱりこれにしよう!

3/3,3/4とSquamishにある、Diamond head 州立公園へバックカントリートリップへ旅にでました。
Diamond Head Parkには、Trail Headから11kmの地点のElfin Lake(標高1500m)に素晴らしく設備の整った山小屋があります。
バックパックを背負い、スノーシューを履いて、降り積もる雪の中UGと2人小屋を目指しました。
小屋で、先に出た友人4人と合流する予定。
午後4時、雪の中6時間半歩いてやっとこさたどり着いた山小屋。
小屋には誰もおらず、しん。と静まり返っていました。
みんなは今どこにいるんだろう。。
そう思いながら疲れた身体を癒すべく、寝袋にもぐりこむとあっというまに夢の中。

zzzzzzzzzzzzzz





***************************************************************************
ちょっと前に外を見た時は、降りしきる雪で窓の外はWHITE OUTしていた。
太陽は西に沈み、まもなく夜が近づいてきていることを知る。



たまに、パキパキッ。っと縮んだ木が鳴る音がするだけの静まり返った小屋の中。
寝袋にくるまりながら目を閉じてみたものの、もう眠いわけではなかった。
しかし、身体がだるくて起き上がる気にはなれない。
そんな中、どこからともなく、ブルーハーツの歌が聞こえてきた。空耳かと思った。
耳を澄ますと確かに、歌声が聞こえた。時計を見るともうすでに午後6時を回っていた。
「帰ってきた!」
まどろんでいたUGを起こし、寝袋から飛び起きた。
彼らのことだから大丈夫だとは思っていたけど、その日の雪崩予報が”高”で、WHITE OUTしていたから、なかなか帰ってこない彼らがちょっとだけ心配だった。
歌声とともに、ヘッドライトの灯りが小屋の窓に反射する。
ドアを開けると、そこには雪でびしょ濡れになった4人がいた。
みんなの笑顔をみて、ハグをかわしたら、心底ホッっとした。
今回の旅のメンバーは私たちを入れて6人。
エクストリーム好きな、ドMの山男、オータクさん。
フォトグラファー&山男のヒロッキー。
上手いというレベルを超えているSki&snowboarderのユウくんとユウタくん。
ダンナのUG
そしてわたし。
明らかに私がこのメンバーの中にいるの間違ってない???
そう気がついたのは、”30mほど落ちている崖にへばりついてトラバースしなくちゃいけなくて死を覚悟したよ~”だとか、”直登(垂直に登っていくこと)がきつかった。”とか言って、1日を振り返っている彼らの会話を聞いた時だった。
わたしといえば、当初は体力的に考えても、今回はスノーシューで往復するだけでもいいかなーと思っていたから(結局スノーボードはもってきたけど)、彼らの話を聞けば聞くほど恐ろしくなった。
だって、彼らの”大丈夫”はわたしの”ありえない”なんだもん。
がーん。もう遅いよ。。。明日が怖い。。。
気を取り直して、ヒロッキーが作ってくれたおいしいカレーをいただく。



この夜、山小屋は贅沢な事に貸切。
雄大な自然の中にポツンとわたしたちだけがいる。
さらに贅沢なことに、夜になると、雪が止み、雲が去って、澄んだ空に満点の星が輝き始めた。
何を話したってわけじゃないけど、自分たちの足でここまできて、最高の景色があって、その景色をシェアできる仲間がいる。
わたしにとって、こんなに贅沢な旅はない。
どんな高級のホテルも、1泊10ドルのこの山小屋には勝てない。
しあわせいっぱい。
明日は晴れだよ!!  つづく。

0 件のコメント:

コメントを投稿