2008年4月12日土曜日

隣の芝生は青い

昨日、SAVE THE EARTHをテーマとしたドキュメンタリー短編集を見に行きました。

環境問題というと、視点がシリアスになったりするけれど、昨日の短編集はどれも必ずユーモアが入っていて面白かった!

その中でも強烈だったのが、アメリカのミドルアッパー住宅地の”芝ガーデニング戦争”!

アメリカのとある地区のミドルアッパー階級の方々にとって、目下の関心ごとは”庭の手入れ”。
なぜなら、”庭の立派さ”がその家のライフスタイルと価値、さらには地域全体の価値にかかわる一大事というわけです。
ほとんどの庭には、生の芝生が植えられているのですが、
それをいかに美しく手入れし、景観を保つか、ご近所同志競い合う。
さてさて、各家の庭紹介とともに、ご自慢の芝刈り器が登場!
4WDのターボディーゼルの草刈り車を、2台も所有するお父さんも登場。
愛車をカメラにご披露してくれるのだけど、
「(庭、そんなに広くないのに。。。)」と誰もがつぶやく瞬間。
休みになるとみんなせっせと、芝を刈る。
隣の家との境界線ギリギリのところをきれーいに刈る。
そんでもって、庭の手入れを怠っている家は、市役所の人がチケットを切りにくる~。
庭の手入れを怠っていることは、地域の景観を乱すという理由で。
ここまではまだ、ブラックユーモアだなあ~と笑っていられる。
ここからが問題。
芝を保つ為に使われる水と殺虫剤の量が半端ではない。
芝は乾燥に弱いので、一日で一家庭200ガロンの水を使用する(水の使用量の70%に相当)
さらに見栄えを保つ為に巻く殺虫剤の量といったら、”子供が裸足で遊べるように芝を植えました。”なんて呑気なことは言ってられない。あんなに撒いたら、子供が病気になっちゃうよ!
さらに、殺虫剤がまんべんなく撒かれた芝に雨が降り、雨が流れて川や海が汚染されていく。。。
Ohhh Noooo!
地球の反対側には、沈みそうな国や、溶けていく氷河があるというのに。
環境が破壊される理由のひとつが、芝のお手入れ競争だなんてナンセンスすぎる!
Hey! 笑うに笑えないよー!
もちろん、この問題に注目して、芝生の管理に関する制約をだしている市もある。
こういうドキュメンタリーは誇張されるものだし、アメリカを風刺しているわけではないけれど、
人ってよく物事を複雑にしすぎて、わけわかんないことに捕われるものだなあ~。とため息が出ました。
だって、そっちの方がわけわかんないことだらけで疲れるでしょ?!
自然の流れに逆らって無理すると、どっかにひずみがくるわけで。シンプルな法則さ~。
隣の芝生は青くとも~。
自然の流れにのろう~~。
Make life simple、Take it easy~♪
こんなつぶやき日記につきあってくれてありがとう~。
今日も、ナチュラルにいきましょ~~!

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