2008年7月5日土曜日

No title

トーキョーの詩

トーキョー 5日目

‘アボリジニが生んだ天才画家、エミリー・ウングワレー展‘
とやらに行ってきた。

http://www.emily2008.jp/

ここはセドナ?と思うほどの強い強い、砂漠と大地のエネルギー。
大地とスピリットと宇宙が繋がった、祈りのアート。
サードアイがぐわんぐわんで、倒れるかとおもった。
わたしは、土着質の強いエネルギーとなかなか仲良くなれない。
とても興味があるのだけど、入り込むとグルグルする。

なんていうかフィールドが違うのだ。

そのあと、太鼓を打ちにいく予定だったけれど、
エミリーの絵が、太鼓の鼓動と似ていたのと、久しぶりの都会酔いで「アー今日は無理だわ」と、引き返す。

地下鉄がトンネルを抜けて、郊外へ向かう。
ほとんどの人々を目的地まで届けたあと、多摩についた。
ピンクの夕焼けがきれいだった。
ひしめく家と電線が、あんなに温かく映える夕焼けは、日本の特有美かもしれない。

わたしがいまいるところは、

太陽より、蛍光灯のほうが眩しく
世界中を旅してきた風より、排気ガスの方がたなびき、
空よりも、溢れんばかりの特売品に目が行ってしまうような、

何か大切なものが特急電車のスピードで消えてゆく。
その電車には乗りたくないのに、気づいたら乗ってしまている。

そんなところ。

いとも簡単に、地球との繋がりを忘れさせてくれる。
ある意味、人に守られていて、安全なところなのかもしれない。

けれどこの街のひとは、
当り前のように地震や雷や台風と、上手につきあっている。
当たり前すぎて、それらが自然の一部だってことを忘れてしまうほど自然に。

わたしは、このギャップを埋めることができなくて、うーん。と唸った。

昨日、夜中に雷鳴がとどろき、どしゃぶりの大雨を連れてきた。
��0秒と外に出ていたら、ずぶぬれになりそうなその雨は、
思い出したように降り出し、夜通し続いた。

表面に、コンクリートというぶあついファンデーションを塗られた地球の大地は、
水と繋がることをさえぎられてしまったかのよう。

土が吸収することのない、おびただしい量のこの水は、
いったいどこに流れて行くんだろうか。

ここは、わたしのホームタウン。
わたしが生まれ育った街。

マイペースでいきますわ~。

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS:
    私もすっかりのんびりペースになれてしまってるけど、
    東京の特急ペースが懐かしくもあるな。
    ネオンとか24時間オープンのコンビニとか、自動販売機・・・。
    そして、地震に対するリアクションも薄いよね。確かに。
    ここ4年間地震経験してないなあ・・・

    返信削除
  2. SECRET: 0
    PASS:
    natsuki>ひさしぶりにネオンや蛍光灯ガンガンの電気屋さんにいくと、クラクラするよ~~!カナダって、電気暗めだから、よけいに倒れそうになったわ~。
    地震こわいねえ。まあ、運みたいなもんだと思うんだが。

    返信削除