2013年6月29日土曜日

ママへ

ママへ

あなたのことよく見かけます。
公共の場で、こどもを叱っているところや、
公園で遊んでいる時、子どものことを見ていないことや
お風呂に入れずパジャマのママでプリスクールにドロップオフしたことも、
子どもに、お願いだから!と懇願したり、物でつったり、”◯◯しないと、××しないよ!”と脅したりしているところを。


あなたのことよく見かけます。
汚れるのも気にせず、こどもとはしりまわっているところを。
子どもの鼻くそを手でふいて、自分のジーンズにこすりつけたり、
廊下を走り回る子どもを捕まえて、あなたの腕の中でバタバタ暴れ回る子どもを抱きかかえているところを。

ピアノやサッカーや水泳や習い事を嫌がって、あなたに噛み付く子どもに歯軋りを噛むあなたを。
��リッターの牛乳が車のトランクにぶちまかれているのを見つけて、目を閉じてゆっくりと深呼吸するあなたを。
お気に入りのバックに描かれたクレヨンの走り書きを、シンクで泣きながら洗い流しているあなたを。


病院の待合室で、お店のレジで、街のあちこちであなたのことを見かけます。
疲れきっているその姿を。
本当によく見るの。

あなたに、親になりたいという、心の準備があったのかなかったのかわからない。
若いときからずっと親になりたいと思っていた人もいるだろうし、思いかげずなった人もいるのでしょう。
母親になってみて、それがイメージしていたのと違うのか、イメージ通りなのか、母親になるのが怖かったのか、なかなか子どもを授かることができなかったのか、流産したのか、出産にトラウマがあったのか、みんな人それぞれ事情があるのでしょう。


人それぞれ事情があるにせよ、わたし、あなたのことをよく知っているの。

日々思うようにいかなかったりして、理想の母親にはなれていないことや、
もっと自分にはできるのに、やってないって思っていること知ってます。
でも、あなたは自分が思っている以上によくやっているよ。

ティーネージャーの頭にランプをなげつけたくなったり、3歳児を窓から放り投げたくなる時があることも。

子どもが寝て、自分の時間ができたとき、ベットで丸まって泣いている夜があることも。
実際には泣かなくても、泣きたいと思っていることも知っている。


難しい一日で早く終わってほしい日も、夜になれば子ども達にハグとキスをして愛しているよと伝えていることをも。こういう穏やかな時がずっと続いてほしいなと思うことも。

でもそうはいかない。
次の日にはまた新しいチャレンジが待っている。
病気、心が痛むこと、アートプロジェクト、新しい友達、新しいペット、新しいケンカ。
一日一日そのとき起こることを消化していくしかない。


あなたは自分に与えられた役割を全うしようとする。
仕事にいく、鍋を火にかける、庭仕事をする、赤ちゃんをおぶって掃除機をひっぱりだす。
やりながら、途中で中断されることも日常茶飯事。
「その色ペン、次はお兄ちゃんの番よ」とか、「ピノキオのママの口紅がほしい!ママ持ってる?」とかそういう会話で中断される。


夜は、ブランケットの中でくすぐりっこ大会。
最低でも8冊の暗記している絵本がある。
子どもしか周りにいなければ、大胆に踊ったりもするし、おならしたりもする。


就寝時間から1時間がすぎても寝たくないと騒ぐ子ども。
子ども達が、おもちゃのお茶会にママも来て!とうるさく言い、お皿を洗う手を止める。
熱を出してどうしようもなく、子ども達のごはんを冷凍食品ですませる4日間。
子どもがTVを見ている間に、シンクでパイをかじる。

母親になる前は、そんなこと予想もしていなかった。
こんなに誰かを愛する経験をするなんて。
それが、こんなに大変なことなんだって。

残念なことだけど、あなたは完璧な母親にはなれない。
どんなにがんばっても、完璧にはなれない。
そう思うと、心が囚われるかもしれない。そう思うと心が落ち着くかもしれない。
それとも、そんなこと最初から問題ではなかったかもしれない。

どんなにやっても、いつもそれ以上やることがある。
逆に、どんなに手抜きしても、子ども達を愛する気持ちは変わらない。
子ども達は、あなたに笑いかけるし、ママが何でも直せる魔法の手をもっていると信じてる。
仕事先で、学校で、プレイグループでどんなことがあっても、明日は来るし、子ども達はあなたが望むようにハッピーで、ヘルシーで、賢くいてくれるものだとおもう。


あなた以上に、あなたの子どもを大切にできる人はいない。
子どものジョークがわかるのはあなただだけだし、なぜ泣いているのか一番の理解者はあなた。

あなたは完璧なママではないかもしれない。
でもあなたは、最高のママだよ。

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FBのとあるページ「Dear Mom」(著者不明)より 抜粋意訳しました。 

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