2014年6月5日木曜日

Sustainable Mayne Islandの旅 1 〜 cob cottageに泊まる 〜


ひょっこりと5日間の休みができたので、家族でバンクーバーとビクトリアの間に浮かぶ島、Mayne IslandとPender Islandに行ってきました。


私たちはNatural Buildingに興味があって、Mayne IslandはBCの中でも、ーCobやStrawbaleで建てられた家がある島ーというイメージがありました。
いつもはキャンプな私たちですが、今回はせっかくだから島のNatural Building事情を調査するべく、cob cottageに泊まってみることにしました。

まずは写真から。

COB HOUSE!

この窓際のベンチ、素敵です。
もともとはCOBの暖炉だったようですが、後から鉄暖炉をセットしたそうです。
曲線といい、手作りの棚や取手といいかわいすぎる! 

ロフトのデスク 素敵な作品や文章が生まれそう。
このCob houseは15年前に、Mayne Islandでcob house のワークショップをオーガナイズしているcob worksの有志たちによって建てられました。
ちなみにCob houseとは、粘土質の土と水と砂と藁を混ぜた、固めの泥でできた家のことです。
基本的に、土や砂はその土地から掘り起こしたものを使うのが理想。
Cob houseの多くは、パーツの素材に、地元の流木や、石や、街のリサイクルセンターで発掘した捨てられていた窓やドアを使ったり、まさにrecycle reuse reduceの家、地球に還る家なのです。

Cob Houseの特徴について、昔書いたことがあるので、興味のある方は過去記事をのぞいてみてください。

わたしたちもSunshine CoastでCob Ovenを作る手伝いにいったことがあり、足で粘土を捏ねて、形をつくっていく作業が楽しかった!
Cobは曲線や形など、自由に創りだせるので、アートな感性がものをいう、まさにImaginationとCreationの融合!

ただ、Ovenを作っていて感じたのは、家をつくるとなると、相当な根気と労力と時間が必要。
何人も人手が必要だし、思う通りにはいかないと思う。
だから余計に、たくさんの手をひとつにまとめあげるcob worksにはrespect!

さて、Cob houseの良さを一言で表すなら、“温もり”。土の温もり。
そこに木の温もりと作り手のLOVEがミックスされ、全てが織りなす空間のマジカルなこと。
現実の世界から切り離されたような、不思議な空間。
”盗まれた時間 ここは現実の世界からずっとずっと遠く離れたところ。”

子ども達もリラックスしていい時間をすごしました。 




さて、この記事のタイトルは"Sustainable Mayne Island”となっていますが、どんなところがSustainableなのか、お話してこの記事を締めたいと思います。

Mayne Islandはガルフ諸島の中でも人口が900人程度の小さな島です。
この島にはゴミ処理場がありません。
それどころか、フェリー乗り場にも公園にも、ゴミ箱がありません。
その代わり、リサイクルとコンポーストを徹底していて、リサイクル用の箱は島の要所に設置してあります。
リサイクルにできないゴミは、旅行者でも持ち帰るのが基本。

Squamishのゴミ捨て事情は大雑把なので、その感覚でこの島にくると、いかに自分がゴミを生み出しているか(たとえゴミを減らす努力をしていても)思い知らされます。

また、ダムなどあるはずもなく、しかも湖も川もないので、水の貯蔵力に限界があります。
もうおわかりかと思いますが、この島では水が貴重です。 夏場は特に。

そういった事情から、サステインナブルを地でゆく島、Mayne Island。

さて、Mayne Islandを後にして、隣のPender Islandへ向かいました。
そこではcob worksの創始者であるTracyArtwood Cottageに泊まることになりました。
TracyはStrawbaleのお家に住んでいるのですが、natural buildingうんぬん以上に、人柄が魅力的!Pender IslandではTracyのおかげでとっても素敵な出会いが待っていました。

その様子は次回またupします。

長々と読んでくれてありがとうございます♪

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