2015年12月1日火曜日

百日咳 〜予防接種を考えてみる2015年編〜 

太陽のクラスメイトのお父さん(David)が百日咳にかかってしまった。

今の時代、予防接種の対象になっている病気は、「身近にないもの」と思っていたので、自分の周りの人でもかかるんだなと驚きました。

Davidが百日咳にかかったときいて、まっさきに「Davidの子供達(6歳と2歳)は大丈夫かな?」と思った。
どうやら、2人とも予防接種をしていたからか、移ることもなく無事だったそうだ。
それをきいて、ほっとした。

私のブログに来てくださる方は、なんとなくだけど、予防接種受けない・遅らせる派の人が多いのではないかと思います。
わたしも以前はそうだったのですが、最近はちょっと考えが変わってきました。
今日はそんな話です。

みなさんは百日咳にかかった赤ちゃんの動画を見たことありますか?
息を吸う間もないほどの激しい咳の発作が小さな赤ちゃんを絶え間なく襲い、「ああ、死んでしまってもおかしくないかも」と思ったのを覚えている。
大人にとってはただの咳のひどい風邪でも、赤ちゃんにとっては、怖い病気ですね、百日咳。お母さんからの免疫ももらえないそうですし。

ちなみに2週間後にDavidにあった時は、カナダでは滅多にみかけない医療用マスクをして、まだだいぶ辛そうでした。(update:あれから1ヶ月。昨日あったら、まだ咳と声の調子の悪いDavidさんでした)子供達は元気いっぱいでなによりでした。

また、うちのユウジくんは、20歳の時に麻疹にかかりました。
彼の世代は、MMRの安全性に問題があり、MMR予防接種のなかった世代です。
彼は怪我で入院中に院内感染(麻疹は、くしゃみひとつで免疫の無い人20人に感染すると言われてますね)して、ひどい発疹に加え1週間ちかく、一日に何度も40度の高熱が波のように襲ってきて、隔離病棟に入れられ辛かったと言ってました。

他にも、予防接種をしない選択をしたことで、子どもが破傷風にかかり、3日後に昏睡状態に陥り、危篤状態になったのち、1ヶ月後にようやく回復したけれど、気管切開の後を見るたび後悔するというお母さんの記事も数件読みました。

また逆に、子宮頸癌ワクチンの副反応で脳に障害がでて7年間病気と厚生省と闘っているお母さんのブログも非常に参考になりました。

頭や感情で判断する予防接種の是非と
実際に罹患した人の体験を聞くのとでは、重みが違いますね。

私は予防接種に関しては、めぐりめぐって「年齢とリスクと状況に応じてある程度必要」だと今は思ってます。

人間は、医学に助けられていることは事実だと思います。

私も土や木に触る暮らしになってきたし、もう免疫切れてるみたいだから、破傷風くらいは受けてみようかな。

最近、やみくもに否定するような風潮だったり、製薬会社への不買運動を兼ねて反対する人とか、それはそれで怖いなと思ったりもする予防接種2015年考察でした。

最近ポリティカル気味な記事ですが、次はカナダの難民受け入れについて書こうと思います。この冬は社会派Uniearth の Color paletteよろしくっす!

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