2016年2月14日日曜日

さらば Dodge Cummin 1992

3年前、念願のトラックがやってきた。
ようやくレストランが軌道にのりはじめ、少しばかり貯まった貯金をはたいてかった1992年式、Dodge cummin first generation。
いろいろな想いがありましたが、今売りにかけてます。

正直、ユウジさんがこのトラックを連れて家に帰ってきた時はひきました 笑。












なぜ、こんな巨大で、3ブロック先からも分かる程の爆音の、
ベンチシートで超狭い後部座席の、
今時黒煙を吐く、
古いこのトラックに100万円近くだすのだろうと、

憤りすら感じ、そして、わたしはなぜトラック選びについていかなかったのだろうかと激しく後悔しました。(懐かしい。)

まあでも、それなりに熟考したうえでこのトラックに行き着いたわけでして。
その理由の一つが、廃油を燃料として使って車をはしらせたい!という想い。
それと、ゆうじさんの好みにガッチリハマったこと 笑。

その後、廃油プロジェクトも一進一退を繰り返し、外付けのオイルタンクも手に入れて実現まであと少しか、、、?!というところまできたのだけれど、結局実現しなかった。

その理由に、廃油を燃料にすると、町中の近距離移動(これがメイン)では、ガソリンから廃油に切り替えるタイミングもないまま目的地についてしまうし、かといってバンクーバー、ウィスラー間の中距離移動はそう多くない。
それと、廃油をフィルタリングして保管する場所が確保できなかった。
と考えていたら、途中から廃油にこだわる意義がわからなくなってきてしまった。

そして、一旦中断しているあいだに、引っ越しが決まりました。

引っ越した先は、信頼できる車が2台ないと生活がままならないエリア。
この半年のあいだに、Dodgeのマイナーな故障(エンジン&ミッションは快調)に泣き、家族でトレイラーを引っ張るような旅行にこのおじいさんは耐えられるかなあ?という疑問もでてきて、そろそろ”ちゃんとした普通”の車が必要だね。ということで意見が一致して手放すことになった。

Farm暮らしやホームビジネスをしている人、パワー系の用事専門、もしくは小さい子どもがいない状態だったら実現可能だったのかもしれないけど、”家族で楽しむ車”としては、不安が残った、、、かな。わたしとしては。

争いごとの元、石油に依存しなければならない社会から脱する自分たちを作りたかった。
石油に依存しなくても廃油で車を走らせる、というアップサイクルな考えが大好きだった。
ゆうじさん的には、このトラックの”野郎度”とビンテージ感が最高なそうで、
荷台をテントがわりに家族みんなで寝たり、いい思い出もいっぱいある。

でも、時代は進化していて、電気自動車もどんどん進化して、水素エンジンの車もでてきているんだよねえ。

廃油プロジェクトを計画しはじめた6年前くらいは、まだ電気自動車もプリウスくらいしかなかったけど、今は各社開発が進み車種もかなり増えた。
その中でもテスラが、家庭用ソーラーパネルを開発していたり、庶民にも選択肢が増えつつある。

10年もすれば、1992年式Dodgeを町で見なくなるかわりに、四駆やトラックの電気自動車や家庭用自家発電があたりまえになっているかもしれない。。。。
石油以外の燃料で走る車もでてくるかもしれないし、、。

あっというまに時代は進化していくねえ。

DODGEに”夢”を託して、可能性を探ったこと。
私たち夫婦にとって、夢と現実と未来のバランスを考えるいい時間になった。
ケンカも山ほどしたけど、、、笑


新しくこのトラックを愛してくれる人がみつかりますように♡



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