2016年7月4日月曜日

たまには書いてみる、カナダのマリファナ事情。(医療編)

書こうかなーどうしようかなー と思いながら、
知ってる人だけ知ってればいい暗黙ルールあるしなーと悩んだんだけど、
たまには書いてみるか、Theマリファナ事情 in Canada。

少し前に、体調がすぐれず、ファミリードクターに相談しにいったことがありました。
その時、”Weedで気分が好転するようなことはありますか?”と聞かれました。
これは、”Weedのせいで、体調不良を引き起こしているのかも?”と疑われたのではなく、もしWeedで気分が好転するようなら、それもよし。という意味を込めた問いでした。

それを聞かれて、”おーー!カナダ!”と思わずにはいられないでしょう!?
その時は、真面目に答えてしまったんだけど、”YES! Weedで良くなるから処方してください"っていったら処方されてたかもな〜!?

ハロー日本のみなさん!カナダはこんな感じです。

私がカナダに来た頃は、マリファナはまだパーティーの嗜好品の雰囲気が強く、
ガラスパイプのデザインもサイケデリックで、ラスタワールド全開で、”裏”の雰囲気もありーの、人を選ぶような感じはありました。

でも、ここ最近は、マリファナも進化しているので、サラリーマンがスーツのポケットにさっと忍ばせるようなオシャレな煙のでないパイプがでてきました。
Cheech and Chongみたいに、両鼻からブフォーと煙を吐いてるイメージはもうない。笑
今は、いかに、煙を出さずに、体の負担少なく、いいとこどりするか。
そういう選択肢も増えてきたみたい。

今まではHastingの端っこにあったweed shopが、Robson Streetの隅っこに新出。
スイーツ屋を思わせるモダンな店内のお店。
ショーケースに入っていたのは、かわいらしいマリファナスイーツでした。

さて、カナダの首相、ジャスティン•トルドーは2017年に嗜好品としても合法化を目指すと言ってます。
たとえ合法化されたところで、治安や暮らしの状況は今とさほどかわらないと思います。
今でも、人々もTPOをわきまえてマリファナとつき合ってるのを感じます。
(ちなみに、私はマリファナについては神聖化してるわけでもなければ、反対もしていない、どちらかと言えば賛成かなというスタンスです。)

酒も良薬にもなれば、毒にもなる。
マリファナも一緒です。
とはいえ、マリファナは、良薬としての効果ははるかに高い。
友人の友人で、末期がんの方は、最期はひたすら病室でweedを吸って過ごしていたそうです。その人の好む薬で、痛みが緩和されるならなによりだと思う。

もちろん、指摘されているように、ハードドラックへの入り口にもなるのも事実だと思う。
現実から、マリファナに逃げる人もいるし。(それは酒も同じことで)


でも、それって人次第でしょう。何事も。

カナダで嗜好品マリファナ合法化が進む背景に、今まで裏社会で廻っていたお金を、クリーンなお金として政府で扱いたいという狙いがあるそうです。噂では100兆円だって。
政府の決断を、一般庶民も、”まあ、おおっぴらにビジネスにしちゃった方がいいよね”と思ってる人も多いんじゃないかな。(もちろん政府が介入することでいろーーんな意見はありますよ。そこまで大麻事情に詳しくないからよくわからないけど。)
そんな感じで、世間の人が、ポジティブ且ついいバランスを保って、マリファナと共存しているように思います。

ガチガチの日本に大麻文化が普及するかどうかは疑問だし、
無理矢理普及させなくてもいいとは思うけども、
日本から大麻取り上げたアメリカでも、州によって合法化の動きがあるのを見ると、
取り上げといて解禁すんだね〜。なんて、なんだか皮肉な話だなあと思ってしまう2016年ですが、まあ、でも医療大麻合法化はアメリカに見習って日本も変わっていったりするのかな?無理かな?

これから、北米でさらに規制緩和されることで、医療大麻合法化の是非が、
さざ波のように何度も地球を駆け巡り、痛みや不調で苦しんでいる人へ、選択肢が一つ増えたらいいなと思います。

で、結局、本当のところ、何がいいたいかというと、固定観念がひとつ緩むと、
世界がまるで違ってみえますよ〜ということです。大麻はそのpracticeに適したテーマだと思います☺️

0 件のコメント:

コメントを投稿