2016年8月1日月曜日

7歳の誕生日

太陽が7歳になりました。

7年前のあの日、今でもよく覚えてる。

私を親にさせてくれたあの日。

私がいろんなコダワリを捨てるのに、時間がかかったばっかりに、

彼のことを大きな心で包んであげられてなかったな、と反省することばかり。
一番上の子で産まれてくる子供達は、偉いね!
娘だった女が、母親になっていく成長を、一緒に受け止めてくれるんだものね。

あんまり大きな声で他の人には言ったことないんだけど、たまには親バカ記事を遺しておこうと思う。


太陽、いつもありがとう。
母ちゃん、先生にもいつもほめられるんだよ。
あまりにいいことばかり聞くから、
”本当ですか?何か気をつけた方いいところないですか?”って聞いても、
”ないですよ。太陽は平等でリーダーシップがあるからクラスの子からみんな好かれているんですよ。出来すぎた話に聞こえるかもしれないけど、本当よ。”って言ってくれる。
こっそり、Taiyoとplaydateしたいって言ってくる女の子もいたり。かわいいよ。

7歳のお祝いに、小さな誕生日会を開いた。

ギフトなしの、ビーチで遊んでケーキを食べるささやかな誕生日会。
本当は誕生日会でお友達みんなからプレゼントがもらいたかったんだよね。

”友達の誕生日会にはプレゼント持っていくのに、なんで僕はもらえないの?”
その一言を、母ちゃんに言わなかったね。
母ちゃんのこだわりが強いせいで、寂しい想いをさせているよね。。。
もっと甘やかしてやればいいんだろうにね、なかなかできない母ちゃんでごめんね。

太陽が、明るい性格で人を選ばないおかげで、助けてもらっていることがたくさんある。

その1つは、カナダ暮らしの中で、なかなか拭えなかった劣等感をかなり緩和させてくれたこと。
太陽と太陽の友達のおかげで、子どもは、人種や言葉の差で人を差別しないってことを理解した。
今まで、日本人である私は、カナダに”いさせてもらっている”という気持ちでいた。
だから、カナダ人と対等に話せなくて、いつも聞き役にまわっていた。
私の意見や想いを、うまく発言できる自信もなければ、発言することで不快にさせてしまったらどうしようと考えすぎていた。

でも。

子どもを見ていると、カナダで育った子も、日本で育った子も、子どもはほぼ同じ成長過程を通るし、親もまた、同じようなことで喜び、悩むことを知った。
多くはないけど、気の合うママ友もできてきた。
そこには、国籍の差なんてなかった。

そうやって、物事をみれるようになってから、世界は違ってみえる。

人との距離がぐっと縮まった。

永住権をとってから10年。

時間かかったけど、子供達が加速的に私の成長を助けてくれた。

最近、太陽は、家庭よりも友達との世界が楽しくて、そっちに行きたい気持ちが芽生えてきた。

とても自然なこと。
でもね、母ちゃんは心配性で、家庭外で、いろんな(悪い)影響を受けやしないかと勘ぐってしまう。
そういうことも全部ひっくるめて少しづつ太陽に自由の幅を増やしていけるよう、母ちゃんももっと自分と太陽を信頼できるようにがんばらないと。

これからの10年は、いままでみたいに母ちゃん父ちゃん大好き!って純粋に言ってくれるのとはまた違う10年になるんだろう。


9月からは新しい学校に通うことになる。新しい友達、新しい先生。

うまくいきますように。って、応援してるよ。
もし、うまくいかなくてもそばにいるよ。

私の元に産まれてきてくれてありがとう。







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