2017年5月18日木曜日

布ナプ屋さんとしての今後 ーteenへのお話ー

以前、ワークショップで、生理を通して自分をケアして、受け入れて、愛していきましょう。と言うお話をしたところ、度々会話に上がったことがあります。

それは、

 ”娘にも、生理を嫌いにならないでほしいけれど、どうしたらいいだろう?”

と言うお母さんたちの声。

年頃の娘さんがいる友人によると、彼女が見聞きした中で気付いたのは、
teenの子達が生理が嫌いで、
生理であることが恥ずかしくて学校にいけなかったり、
生理のゴミを捨てることも恥ずかしくて、恥ずかしいゆえに学校の屋上からそのまま捨てたり(思春期らしい行動だ)、
また、驚くことには、こちらはタンポン文化なので、初潮を迎えて間もない子達も、タンポンを使ったりするそうだ。

体の変化に戸惑って、生理が嫌いになるのはよくわかる。
それを、赤ちゃんが生まれる体になったのよ、おめでとう!
だとか、生理をリスペクトして好きになれ、受け入れろ、
なんて言うことはできない。

ブースを出していると、お母さんが娘さんを連れてきて、
”この子に布ナプのいいところ説明してやって!”と言われることもあり、
私なりに伝えてはみる。
でも、皆恥ずかしくて、”そんな話、ママの前でしないで!”ってな表情になる。
それもわかる。
だから、聞いてくれてありがとう。、とだけ思う。

でも、私は、teenを含むすべての女性に生理を忌み嫌って欲しくないなあって常々思っている。
子宮の営みを、見ることもなくゴミとして捨ててしまうのは悲しいことだなと思っている。
まだうら若い娘さんたちが、皆の前では言えなくとも、
せめて心の中で自分の体を大事に思ってくれるにはどうしたらいいかな。

たどり着いた先は、、、
もちろん、私が機会を設けてお話させていただくこともできるけれど、
それよりもなによりも、お母さんの意識が変わることがまず大事だなと思う。

小さな娘を持つお母さん。年頃の娘を持つお母さん。
お母さんが、自分の生理を受け入れて、手洗いしている姿を見せて、嫌なことでもなんでもないよって、背中で教えてあげることが、なによりのレッスンなんだろうなと思う。

ほら、お母さんが子供に対して、”あなたのうんちやおしっこ、汚いなんて思ったことないよ”っていう感覚と同じで。
それ聞くと、嬉しい、とは違うけど、愛されてるなあって、なんかほっとする。
自分自身に対しても同じように感じてほしいな。
体から排出されるものを、嫌わない温かさは、自分を受け入れるきっかけだと思う。

若いうちから布ナプが一つの選択肢であればとてもいいな、と思うけれど、
そうでなくても構わない。

お母さんが、自分の娘を宿った、子宮の営みをケアしている姿。

きっと、それはどんな言葉よりも強いメッセージになると思う。

まだ試行錯誤だけど。。。

布ナプ屋さんの今後として、若い子たちにどうやって働きかけたらいいか。。。
課題が一つ増えて、ワクワクです。

0 件のコメント:

コメントを投稿