2017年6月7日水曜日

老いてこそ、なお愛しい太郎

この1年くらいで、太郎にも老いの陰を感じるようになった。

最後に太郎の記事を書いたのが2012年、今から5年前のこと。
その記事を読み返してみると、太郎も昔は、
”米ナスのシンクロ”のように、
おデブな体で足をピンと伸ばして毛繕いをしていたことあったなあー。

って、微笑ましいと同時に、胸が切なくなった。
























太郎は推定16歳。猫にしては長寿の域に入りかけたところ。

特にここ1年の間に、毛繕いが出来なくなり、身体中にドレッドロックができるようになった。
足をピンと伸ばす姿なんて、もうずっと見ていない。
衛生的にも、ノミダニ対策にも良くないので、この春、首下から丸刈りにした。

それと、夜中に、大声で鳴くようになり、水をたくさん飲み、おしっこの量が増えた。
2年前は獣医さんに肥満気味ですと言われた太郎が、痩せてきた。

一番驚いたのは、誘っても布団の中には入ってこなかった太郎が、
誰かのそばにいたがり、毎晩布団に入ってくるようになった。


これら全て、よくある猫の老化現象で、体のどこかがうまく機能していないことは明らか。

今日、健康診断を兼ねて獣医さんに連れていった。

一言で言うと、”老いている。”と。

白内障が出てきている。
 夜に見えにくくて不安で鳴くのもあると思う。

心臓にも雑音が出ている。
 歳から考えて、ストロークを起こす可能性もあるし、甲状腺亢進症を患っている可能性もある。

右足に関節炎を起こしかけている。

年と症状から、腎臓の機能が低下している可能性も大きい。

口腔内も、歯石が溜まっている。(←ひどくなると口が痛くなりご飯が食べれなくなる)
 麻酔をしてクリーニングする方が体に負担がかかるから、今のままでいいのではないか。

でも、年の割に元気だし、筋肉もあるしQuality lifeを送れていると思うから、
進んで治療をしたいわけではなければ、このままでいいと思いますよ。

とのこと。

わかっていたけど、こうして声に出して言われると、心がキューっと締め付けられる。
なんとなーく、準備しなくては。

ネズミや鳥を捕まえることもなくなったし、外に行く時間も減った。
フワフワの長毛は、ガサガサになった。

でも、その代わり甘えん坊になって、いつも誰かの近くにくる。
特に、誰かが泣いていると、横にすっと入ってくる。

私たちのことを信頼して、頼りにしてくれているのを感じる。
私たち家族もみな、太郎のことが大好きで、大好きで、一緒にいれて本当に幸せ。
子供たちにとっても、親以外の存在を”愛する気持ち”をもてるのは豊かなこと。

といっても、まだ元気だから、
残りの猫生、たくさんたくさん、可愛がってやりたい。

老いてこそ愛おしさが増す。
大切なことを教えてくれて、ありがとう 太郎ちゃん。




今日の太郎ちゃん。





2年前の太郎。デカかったなー。
2年前の太郎。













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