2014年12月21日日曜日

サンタクロースのプレゼント ーサンタは欲しい物をくれる人?ー

まもなくクリスマスです。

街も住宅街もクリスマス一色。
ウィスラーもやっとまとまった雪が降って、より”クリスマスらしく”なってきました。

Squamishの郵便局では、この時期、”サンタクロース行きのポスト”が設置され、多分郵便局員の人達が書いてくれてると思うんだけど、ちゃんとお返事がくるのです。

うちの子供達も、サンタさんにお手紙かこう!と大張り切り。
ちゃんとサンタさんに伝わるように、欲しい物を絵付きで詳しく書いて、ルンルン気分で投函してました。

でもね、サンタさんって欲しい物をくれる人なのかな?
わざわざトナカイにのって、モールで売ってるおもちゃをくれるの?
望めば欲しい物をもらえるっていうのは誕生日でいいんじゃないかな?

って疑問がわいてきてしまって。

こちらの古いしきたりでは、サンタクロースは小人達と一緒に、世界中の子供達のために、とんかんとんかん、おもちゃを作り、クリスマスの夜にキャンディーやチョコレートと一緒に届けてくれることになっています。
サンタからのプレゼントは、ぬいぐるみだったり、小人が作ったシンプルなおもちゃだったり、編み物だったり、身の回りのわりと素朴な物。

現代で、そういう素朴な物をあげつづけるのは確かに無理があるかなと思うけれど、かといって、それなりの物をあげても、喜びはひとときで、数ヶ月すれば忘れてしまう。
自分の記憶を振り返ってみても、”サンタクロースが来た!”という喜びは覚えているけれど、何をもらったかは全く覚えてない。

なんかの記事で読んだけれど、サンタクロースがXboxを届けてくれた一方で、ミトンとニット帽しかもらえなかった子供が同じクラスにいて、子供がサンタクロースの不平等さを嘆いているそうだ。
どうやって埋めたらいいんだろうね、この心の溝。
どっちの子供もギフトを楽しみに、いい子にしているだろうにね。
私にはいい言葉がみつからない。

去年までは、うちの子供達もサンタクロースのギフトが素朴なものでも、すんなり受け入れていたんだけど(おじいちゃん、おばあちゃんに他にプレゼントをもらえたおかげもあって)、今年のプレゼントはサンタクロースからだけなので、いままでとはワケが違う。

夫婦で話した結果、 欲しいものが届かなかったら落胆するのは目に見えてるけれど、だとしても素朴路線でいこうということになった。
サンタさんは、その子にあったものを贈ってくれる人でいてもらおう。
欲しい”物”は、親ができるときに、よいと思えるタイミングで贈ってあげたらいいかなと。

本来、サンタクロースのギフトって、魔法にかかったような素敵なひととき。
さて、どうやったら、今年も魔法をかけてあげれるか。
サンタさんからのお手紙を工夫してみるか。

子供がいつか振り返ったときに、魔法にかかっていた自分を、愛おしく思ってくれたらいいな。

2014年12月1日月曜日

Advent Garden

Waldorf SchoolでAdvent Gardenという イベントがありました。

アドベントガーデンとは、Waldorf Educationの冬の行事のひとつです。
暗くした部屋に、松の葉でスパイラル状の道をつくります。
そのスパイラルの中心には、火のついたキャンドルが置かれています。

子供達は、りんごキャンドル(りんごにさしたキャンドル)を手に、
そのスパイラルを歩き、中心でりんごキャンドルに火を灯し、
歩いてきたスパイラルのどこかに、そのキャンドルを置きます。

子供の数だけキャンドルが灯され、スパイラルがやさしく浮かび上がってきます。

Advent Garden。

これは、長い冬の闇を迎えるにあたって、”闇の中で心にあかりを灯す”という、
闇を迎える作業なのだそうです。

スパイラルは、心の奥への道。

子供達がスパイラルの中心近くに、りんごキャンドルを置いていくたび、
わたしのこころの奥、深いところに、ぽっと明里が灯る気がしました。

ギターの音色がかすかに響く部屋に、ゆっくりとした時間が流れ、
わたしは、子供がキャンドルをひとつ、またひとつ置いていくのをぼんやりと眺める。
キャンドルの灯りには、心を穏やかにし、頭を空っぽにしてくれる。

一番最後に、9さいくらいの女の子が、りんごキャンドルに火を灯しました。
彼女は、少しだけ迷った後、”決めた”という足取りで、スパイラルの中心から外側に向かって歩き出しました。

彼女は、スパイラルの入り口まで戻ると、りんごキャンドルをそっと置きました。

”心の奥への入り口はこちらです”

わたしには、彼女が明確な意図をもって、そこに置いたようにみえました。

長い冬。心は温かくして参りましょう。









2014年11月30日日曜日

静かなスコーミッシュから日本を想う。

2週間日本に行っていました。

たった2週間、されど、1年分くらいの出来事が詰まった、濃い〜滞在でした。

昔といっても、ほんの5年前まで、東京が嫌いだった。
人ごみ、空、建物、眠らない街、人工的な緑、全部嫌だった。
東京に行くと、頭がぐわんぐわんになって、ダウンしてしまっていた。

でも、どうしたものだろう。
今回は、そんなすべてが、東京という”アート”に見えてくる。
目に映るごちゃごちゃとした風景が、なんだか愛おしいものに見えてくる。
こんな風に感じたのは、日本を出てから初めて。

そういう風に感じたのは、
私にとって、日本は、もうしばらくは住む事のない場所であり、
また、”ふるさと”なのだ、と認めてしまったからなのかもしれない。
あるいは、この2週間は非日常なのだという開放感がそう見せるのかもしれない。

東京はめまぐるしい。
人はたくさんいるけれど、つながりたい人とつながる事は難しい。

でも、だからこそ、この人だ!という人と繋がれたときは、ミラクル。
シンクロニシティ、ギフト、以心伝心、必然、運命なんだと思う。

今回は、7−8年越しに会いたいと思っていた、屋久島でガイドをしている奈央さんのワークショップに参加して、ようやく奈央さんに会う事ができた。
初めましてというより、”再会”みたいなハグ。嬉しかった。

去年スコーミッシュでであった旅人、たばちゃんが、もともと奈央さんと知り合いというミラクルに、奈央さんのワークショップ”に参加したら、帰国中のたばちゃんがいるというダブルミラクル。


そこでたばちゃんが、徳島の歌姫、宮城愛ちゃんのCDをプレゼントしてくれて、
彼女の歌に、私だけじゃなくて、お義母さんも涙してしまうというミラクル。

今回、本当に予定がタイトで、正直誰にも会えないと思っていたけれど、
私の大好きな心友、みほちゃんと1歳の愛波に会えたミラクル。
そこに、オーストラリア在住で一時帰国中のメグちゃんが現れるというミラクル。

そして、家族。
お母さん、おばさん、おばあちゃん、ゆうじくんの家族。

特に家族は、あったときから、次に会えるのはいったいいつだろう?って考えちゃう。
そう思うと、もう切なくて涙がでそうになる。
どんなにSNSが距離を縮めても、実際にその人に会って、触れるのとは全然違う。

子供達にも、日本の日常を体験させることができてよかった。
近所のおじさんが竹林から竹を切ってきてくれて、じいちゃんとおじさんが一生懸命竹とんぼを作った。
AMラジオが流れる庭先。
ゆうじくんも混じって、孫のために、息子のために、竹を削る親子の姿。
なのに、どの竹とんぼも全然飛ばなくて、みんなで笑った。

首都高、JR中央線、立体駐車場、スーパー、マッチ箱みたいな団地 そんな全部全部が、懐かしくて嬉しかった。
東京に住んでいる人が聞いたら、”それのどこが?”ってきっと笑われちゃうんだけど

この一瞬一瞬がずっと続けばいいのに。




飛行機にのってたった9時間で、雨音しか聞こえない、静かな街にに戻ってきた。
時差ぼけがひどくて、1週間体内時計が狂いっぱなし。
治す気が失せる程のひどい雨で、時差ぼけに効くという朝日も、雨雲が隠してしまっていた。

いい加減、、、そんな声が頭に響きはじめていたところの
5日ぶりの久しぶりの晴れ。

森を歩いた。
太陽もルナも、飛び跳ねながら歩き慣れた森で遊びだした。
Rainforestの森は、まだ苔むしていてこけのじゅうたんが足に優しい。

その夜、WinlawとSunshine  Coastで自給自足的ファーム暮らしをしている友達に再会。
熊や、エルクや、鹿をさばいた話や、地に足がついた暮らしー実際は大変そうだけど、想像する限りとても豊かな暮らしーを聞いていて、ああ、帰ってきたなあと自覚しはじめた。

翌朝の今日は、ものすごく寒い。初霜がおりて、そこらじゅう凍っている。
だけど、気持ちのいい快晴。
ゆっくり起きて、朝日を堪能しています。

これで、ようやくカナダモードに入ったかな。
いつもの、毎日がはじまりだした。

次は、もう少しゆっくり日本に行けたらいいな。
今回会えなかった人や、行けなかったところにも行けますように。

日本のみなさま、どうもありがとうございました。


宮城愛ちゃんの歌 素敵だよ〜!





2014年10月27日月曜日

つかの間の晴れ

バケツをひっくり返したような大雨

雷鳴がとどろき、稲妻が走る。

子供達は、口角を下げながら少し不安そうな顔で、おへそにぎゅっと手を当てる。

雨足はやむどころか、夜更けにかけて強まり、そのまま止むことなく、

朝を連れてきたのは太陽の光ではなく、雨音だった。

いつものSquamishの10月。

1週間降り続く雨、その間の、つかの間の晴れ。

強い雨のおかげで、木々の葉は落ち、

雲の間からところどころに見える山々の天辺は、もう真っ白だった。

冬の景色や空気が一瞬頭によみがえり、そして雲の中へと消えていく。

明日からまたずっと雨。

次の晴れ間には、また冬が濃くなって、息が白くなっていく。

長い長いカナダの冬、はじまりはじまり。

心は暖かくいたしましょう。










2014年9月17日水曜日

山奥の温泉 soak in nature!


ついに、ついに行ってきました〜 Skookumchuck  hotspring!
最後に行ったのは太陽が生まれる前だから、実に6年ぶり!

ペンバートンをこえて、リルエットレイクからダート道をゴトゴトと約45km走った先に、ひっそりとたたずむ山奥の温泉&キャンプ場。
日本語だったら秘湯っていうのかな。
秘湯と呼ぶにはワイルドだけれど、そこがなんともカナダらしい。






おひさまが西に傾きかけた頃、火を焚く。
太陽は名の通りおひさまの子。
ずっと、キャンプファイヤーがしたくてたまらなかった。
ようやくその時がやってきたとばかりに、
火じくり棒で 、火をつついたり薪を入れたり。
ご飯を食べるのも忘れちゃうくらい没頭。
男の子って火遊びがすきなんだなー。不思議。
そろそろご飯でも食べてお風呂はいりにいこーぜー。



 さてさて、もう季節は秋。
昼間は日差しが熱くてまぶしい。
それでも日陰に入ると上着を羽織りたくなるようなそんな温度。
朝と夜はもうフリースと靴下が手放せない。

そんな夜や朝、寒さで縮こまった体を、お湯でほぐせる幸せ。
この温泉は、源泉掛け流しってやつで、効能もある。



星が瞬くころには、もう寒くて外にいられない。。
最近、オーロラがよく出てるらしい。
この数日、連続で緑のカーテンが空一面に現れたそうで。
夜中に起きて空を見ようかなと思ったものの、寝袋にくるまるともうダメ。。。


翌日、帰路についた。
ダート道の25km地点で、たった10分遅れただけで、

工事のためのロードクローズにひっかかってしまい、
なんと4時間待たなければならないことに!
はじめの1時間は、悔しいやら、こんな何もないところでどうするのさ!と放心状態。
その後、こんな森が深いところで、ゆっくりできるなんて贅沢だなと思い直す。
少し移動した先で見つけた贅沢スポット。
コーヒーがことさらに美味しい。





流木で船をつくって出航させた。
手足を使って斜面や岩場を飛び回り、そこらへんにあるもので遊ぶ子供達。
泥と鼻水が混じってぐちゃぐちゃの顔が、
いつもより生き生きとしていることに気づく。




そんなことしていたら、2時間経った時点で道路が開いた。
土曜日だったから、工事が半日だけだったようだ。ラッキー。

子供がいると、予定通りに進まないとイライラしてしまうことが多いけど、
予定通りに進まない良さを再確認できた。
まあ、どうにかなるし!
そんな時間をギフトだと捉えれば、とてもありがたくてラッキーなこと。

しかし、森の精気はやばいね。
体もそうだけど、気持ちいい方向に思考が働く。
特に、ペンビーから北方面の森は神聖で大好きだよ。


これからの季節、Skookumchuck hotspringおすすめです。
パンクしてる車を何台もみました。
スペアタイヤはお忘れなく!


2014年9月10日水曜日

工夫する日常が生きる力に。

気持ちのいい秋の空が広がるSquamishです。

夏休みの終わりに、友人から”冒険図鑑―野外で生活するために-”という本をいただきました。
これがなかなか素敵な本!
天気の読み方、野草やキノコの見分け方、雪洞の掘り方、草花で作る便利グッズ、ロープの使い方と工夫などなど、とにかく”冒険をしよう!”というワクワクする気持ちを駆り立てる本なのです。

太陽もこの本に見事にロックオンされて、笹舟をつくったり、竹細工を作ったり、葉っぱで相撲をしたりと、自然界の素材でつくる工作にはまっています。

このご時世、コードを電源にさせば、便利な機械が勝手にやってくれることがいっぱいあります。
ちょっとした工作だって、電ノコと電気ドリルがあれば一瞬でできます。
おもちゃだって、既製品がたくさん溢れてて、なんなら100円ショップで買えてしまうくらいで、わざわざ作るまでもない物もたくさんあります。

でも、やっぱりね、糸ノコでキコキコ木を切って、釘を一本ずつトンカチで打つ。
竹を切って、ヤスリをかけて、穴をあけて、ゴムを通して、弓つくる。
木の実を拾ってきてBB弾がわりにする。
工作の手順を指示通り作るのではなく、写真から判断して自分なりに考えながら作ってみる。
写真通りのものがなかったら、どんな物が代用品になるのか考える。
一本の木の棒も、釣り竿になったり、橋になったり、バチになったりして、イマジネーション次第でいろいろな物になる。

そういうことってとても大事ですよね。
考えなくても、機械でなんでもできてしまう時代だからこそ余計に。
そして、こういう工作の基礎や想像力は、手作業を大事にするウォルドルフ教育にかなり通じるものがあります。

かくゆう私は、このようなことが見事に抜け落ちたまま育ってしまったので、大きくなっても”壊れた物は修理する”、”代用品で乗り切る”とか”まず仕組みを考える”いう価値観があんまり育っていません。
だから、何かが壊れたり、動かなくなってしまうとお手上げ。(私みたいな人のために修理屋さんがいるんだろうね。)代用品もなかなか思いつきません。

今日も太陽が、”この2つの石、どっちが重いか知りたいんだけど、どうしたらいい?”と聞いてきたので、思わず電子計りを差し出しそうになりました。
イヤイヤ、そうじゃなくって。と、自分自身にツッコミながら身近にあるものを使って天秤を作ってみたりして。

太陽をみていて、”これはこうやって遊ぶ物だ”と決めつけないほうが、想像と工夫が広がるものだなあ〜と実感します。
それで、与えるものはシンプルで指示の少ないものがいい。
そして、結果を教えるよりも、仕組みづくりのお手本をみせてあげたほうがいい。(細かい原理は説明しなくても。)

昨日から、太陽のウォルドルフスクールのキンダーガーテンが始まりました。
上記に書いたことは、まさにウォルドルフスクールの得意とするところ。

夏休みの間、暮らしのなかのウォルドルフらしさが少し影を潜めていたので、
久しぶりにウォルドルフワールドを体感して、”ああ、やっぱりいいなあ〜”と再確認しているところです。

いい1年になるといいな。

2014年9月7日日曜日

晩夏にて。



9月になりました。
こちらは空がほんのり秋色です。
昼は30度近くまでありますが、夜はもうフリースが手放せません。

一日を振り返って、”ほっ”と一息つけるような、そんな夜がようやくやってきました。
長い長いと思っていた夏休み、終わったんだなあ。
うん、”秋”きてる〜〜。

この夏は、ゆうじくんの仕事が忙しいうえに
太陽が怪我したり、家族みんな熱出したりと、”おもいっきり夏をする”ことができなかったんだけど、それでもいい景色にであって、それなりにいい時間を過ごせたなあ〜〜。



LOVE Mt. Currie in Pemberton BC




Birkenhead Lake in Pemberton BC
ボートで釣り中の太陽とゆうじ



 VIEW OF HOWE SOUND, Murrin Park in Squamish BC



日々の見慣れた景色や、車でちょっと走った先に広がる圧倒的な森。

小さな畑だけど、野菜を育て、ハーブやお花をつんで保存すること。

朝一番の、”今日は、朝顔が何個咲いた”とか、”トマトが赤くなったよ”という報告。

そういう”当たり前さ”が、今なんだか胸にジワジワと響き始めてる。









LIFE IS GOOD....!











2014年9月5日金曜日

ただいま脱皮中

”周りの人達はみんな洋服を着てるのに、わたしだけ裸で恥ずかしくて仕方ない”
手で隠してなんとか平静を装うのだけど、隠しきれてなくて顔から火がでそうになる。

という夢をわりとみる。

どうやら、”本音でつき合うことを恐れていたり、演じている”という意味らしい。

思い当たる節があった。
そう、それは”恐れ”という感覚に近いものがある。
割と長い間、そういう節があったかもしれない。
しかし、この数年のあいだに、結構この夢を見ていたのに、どうして意味をググったりしなかったんだろう?
 
このことに気づいてから、日々すこーしずつ意識して、少しずつ殻をやぶっているところです。

夢の意味に気づいてから1ヶ月くらいたつけど、今のところみていない。
(そのかわり、木村拓哉家のディナーに招待されるという夢を見た。覚めたくなかった〜笑)

30代も成長の日々でございます。

2014年7月20日日曜日

5歳の誕生日にて。

昨日、太陽が5歳になりました。




誕生日会には、お友達が10人程来てくれました。
会場は家の目の前の小さな公園で、日本の縁日風パーティー ースイカ割り、ヨーヨーつり、スーパーボールすくいーを企画してみました。

スイカ割りはわりとウケると聞いていたので、楽しみにしていました。
が、実際はじめてみると、子供たちは引き気味で、誰もやりたがらない。
やる気満々だった太陽も、みんなの波長に合わせて”やらない!”の一点張り。
さて、困ったものだと、参加してくれたパパさんたちにふってみると、これが大盛り上がり!
目が回ってその場で倒れ込んだり、ヨタヨタと歩くDaddyたちをみて、大人も子供も涙がでるほど笑いました。
日本のスイカ割り、間違いなく国際文化との架け橋になりますよ〜。おすすめ!

ゲームとゲームの間に、かくれんぼをしたり、追いかけっこをしたり仲良く遊ぶ子供たち。
かくれんぼのルールがわかるようになったとか、数を20まで数えられるようになったとか、そんな些細なことで感動する〜。

思い返せば、4歳の誕生日までは、私の友達がメインゲストの誕生日会だった。
でも、この1年のあいだで、太陽には太陽の世界ができた。
英語環境のなか、しどろもどろな英語だけど、それでもいっぱい笑っていっぱい遊んでる。私の出る幕はほとんどない。

5歳の誕生日は、2度目の大きな親離れ、ー最初の親離れは授乳が終わった時としてー、かもしれない。
こうして少しずつ、、、と未来に焦点をあてると、遠からず近からず、太陽という少年は彼の人生を自力で歩み始めるんだろう。
私は、歯がゆい気持ちで背中を見守るだけという時期もくるんだろう。

母親100%の時代って幸せよ〜。と世界中のお母さんたちに何万回も言い古されたフレーズが、現実味を帯びて胸に響いてくる。

おおげさかな、ハハ。

誕生日の5日前、家の中を走り回っていたら転んで足の指を骨折してしまった。
足の指なのに膝下からギブス、ーさらに言えば、折れた部位はギブスでカバーされていないという矛盾ーをつけることになってしまった。
夏なのに、かわいそう、と思って、ウォータープルーフの$75もするギブスを選んだ。
そして、5日後、もう足の底に穴があいて、ギブスには亀裂が入っている。
壊れるのも時間の問題。

”子供は、大人のようにギブスに優しくないからね”というドクターの言葉を思い出す。

そんなこんなの、いわゆる男の子らしい、ワンパクな5歳。
やさしくて、誰とでも仲良くなれて、あんまり執着がない、ひょうきんで、尾を引かない、明るい性格。
この子は私にはないものを持っている。
まさにお日様のような明るさと、底抜けのエネルギーを。

誕生日会では、ゲストにクラフトギフトをお願いした。
太陽は、いわゆる”おもちゃ”がもらえないことに少々ブータレていたけど。
でもね、”おもちゃ”はあんまり記憶に残らないけど、友達からの手作りのカードやクラフトは、いつか見返したときに、おもちゃ以上の価値になると私は思う。





5歳のとき、自分の周りにどんな友達がいたのか。
その友達は今も自分の周りにいるのか、いないのか。
そんな思い出散歩にでてみるのもなかなかいいものだからね。
 
最後になりますが、私の周りで、いつも太陽と一緒に遊んだり、声をかけてくれるみなさま、どうもありがとう。
カードやギフトを用意してくださってどうもありがとう!
信用できる、フレンドリーな大人に囲まれていることのかけがえのないこと!
太陽が、”人を好き”になれる機会を与えてくれてありがとうございます。
それは、親の力だけでは決してなしえないことです。

そしてこれからもよろしくお願いします。

2014年6月24日火曜日

Pender Island の旅 その2 〜現実と夢の架け橋・キクチファミリーとの出会い〜

Pender Islandを去る日の午後に、Tracyにこの島に住む日本人のご家族ーキクチファミリーーを紹介していただきました。

突然の訪問でしたが、受け入れてくださり、すこしばかりお邪魔することに。

まず、たくさん子どもがいてびっくり!
キクチファミリーは、アーサー&さなえさんご夫婦と5人の子供達がいる大家族。

アーサー&さなえさんは、お庭で自然農法(農薬を使わないばかりではなく、虫とも共存し、その土地で得れるものしか使わない農法)を実践されており、子供達はホームスクーリングという、本一冊書けそうな興味深いライフスタイルを実践されています。

早速、長男の健太くんがガーデンや鶏小屋を案内してくれました。
健太くんは、もちろん植物にも詳しくて、本当にガイドさんのよう!

ガーデンツアーから帰ってくると、奥さんのさなえさんがレモンタルトとレモンバームを発酵させたお茶(これがまるでレモンティー!)を用意してくださっていました。

そこで子ども達が、”美しいもの、キレイなものを撮ろう”というテーマで、それぞれが写真を撮り、その写真をカードにしたものを見せてもらいました。
それが、ほんとうにアーティスティックで素敵なの!

中には、ハミングバードのクローズショット(ハミングバードは一瞬で飛び去り、じっとしていないので撮るのが難しい)もあり、それを撮るために一日中バルコニーでタイミングを待っていたなんていう話も聞きました。

どうやらこの島には、ホームスクーラーのためのクラスが定期的に学校であるらしく、子ども達の行き来もあるようで、ホームスクーリングがしやすい環境があるのかなあという感じがしました。
こちらのページでもPender Islandのホームスクーラーの様子が書かれています。

そんなキクチファミリーのお話を聞いていて、はっ!と気づかされたことがありました。

わたしは子供達をウォルドルフスクールにいれています。
一般に、ウォルドルフスクールではアントロポゾフィーという独特の哲学(TVやパソコンなどのメディアの使用の禁止や、文字や算数の独特な教え方とその時期)があります。

キクチファミリーの写真プロジェクトのように、子どもは”美しいもの、きれいなもの”を探すことが上手だし、またそういうことに敏感なアンテナを持っています。
ウォルドルフもそういう子どもの純粋さを大切にしています。

ですが、太陽が ”きれいなものを見つけたから写真に撮りたいんだ”と私に言ってきたら、私は多分”ダメ!”と言うでしょう。

その理由は、カメラを壊されたくないというよりも、カメラを触りたがる太陽が、iPadやゲームのスクリーンにロックオンされている子どもの姿とリンクしてしまって、取り返しのつかないことをしてしまうような恐怖に駆られるからなのです。
また、つい最近までは、文字を書きたがる太陽にやりたいようにやらすべきか、やめさせるべきかだいぶ悩んでいました。(←こちらは納得いく答えがでたので解決)
たぶんそういう気持ちは7歳まではアカデミックなことはやらなくていいという、ウォルドルフ哲学からきているのだと思います。

だから、キクチファミリーのお話を聞いていて、”きれいなものが好き” で、そのきれいなもので ”やってみたい”ことがある。
そういう感覚/感性がなにより大事だよなあ〜って。

たとえ、いいと思うことでも、囚われるといい発想ができないね。
いえ、アントロポゾフィーはもっと奥の深い哲学なのだろうけれど、私自身がまだ入り口で小さな具体例に囚われているだけなのかもしれない。

とにかく、ちょっと閉鎖的になっていた視界が、いきなり明るくなり、広がった感じがしました。
守るところは守るけど、良か否かのグレーゾーンは、オープンな心でいろんな角度から考えてみないとな!

すいません、長くなってます。

さて、Pender Islandの優しいエネルギーにじわじわと心を温めてもらい、素敵な出会いや気づきがあったこの旅。
ここでいただいた、”暮らし方の気づき”を、私の日常にどう活かせるだろうか?
と思った時に、もうひとつ気づいたこと。

South Gulf Islandsには熊やクーガーといった、出会うと気が張る種類の動物がいません。
しかし、Squamishにはいます。

島には大きな山がありません。ですが、Squamishにはあります。

子供と森を歩いているとき、畑や果樹のある庭、コンポーストやゴミ、鶏などの家畜、つねに体の片隅で熊やクーガーを勘ぐっています。

そう、雄大な山や野生動物は、人間にある種のサバイバル心と緊張感を与えるものなのです。

同時に、ここに住んでいると、サーモンがあがってきて、サーモンを狙ったハクトウワシが飛来し、森にたわわに実ったベリーを熊が食べにくる、ボブキャットやクーガーが現れる、そういう野生動物のダイナミックさ、生命の循環を間近でみられる感動があります。

島には島特有のハートが開くような優しい空間がギフトであり、
SquamishにはSquamishの、本能に働きかけるような力強いエネルギーがギフトであることを理解しました。

2つの違った、おいしいお塩で料理するみたいに。
どっちもおいしいんだよ。

みんなちがってみんないい。

だから、わたしの今ある日常を変えようとするのではなく、ここでやれること、学べること、楽しいことを心に従ってやっていれば、いずれまた道はみえてくるはず。

そうだ、今年もラベンダーが満開だ!ケールが豊作だ!そろそろ味噌も仕込まなくちゃ!
小さなガーデンでも、喜びはたくさんシェアできる。






















いっこいっこ大事に。

それが、やがてRealityとDreamを結んでくれる橋となるのでしょう。
なんか、少しずつ近づいている気がするんだ、最近!

さなえさんの50ページに及ぶお野菜レシピはこちらです。
ほぼveganレシピで、察するにご自分のガーデンと鶏から自給できる食材のみで工夫されているのだと思います。
まさに、Sustainable!
素敵なファミリーにであえてよかった♪

2014年6月23日月曜日

夏至2014 Challenge Sprit!


夏至 2014。

夏至にふさわしい暑くて晴れの一日。
よく目をこらすと、おひさまのプラナが雨のように降り注いでいるのがみえる。
まさに、サンサンと降り注いでいる。

今日は太陽が朝イチで怪我をした。
ここのところ、めきめきと乗りこなせるようになってきた自転車で、ジャンプして、顔面着地ならぬ、唇着地 on コンクリート。
唇の内側が2つに割れて、内側も外側も1cmくらいばっくり切れて血だらけに。
太陽は、”痛い痛い!”と号泣。

ワタワタと慌てながら病院にいく準備をする。
わたしと太陽だけで行けばいいよ!という言葉を遮り、ゆうじも行くと言い出し、一家総出で病院に向かうことに。
これは縫わないとヤバいな、、、。歯もやっちゃったかも。
そう思いながらエマージェンシーで待たされること1時間。
怖いものみたさで傷をチェックしてびっくり!

もう塞がってる!!

さすが子ども、さすが口の傷!骨や靭帯の怪我じゃなくてよかった!
処置せずそのまま帰り、帰りがけにフルフェイスヘルメットを探しにバイク屋(注:こちらでは自転車のことをバイクという)めぐりにいくことに。

いいヘルメットに出会えなかった代わりに、ゆうじが太陽にA-lineのキャップを買ってやった。

A-lineとは、ウィスラーブラッコムバイクパークのテクニカルで浮遊度抜群の、行ける人だけが行けるダウンヒルコースのこと。
これは、ゆうじが太陽に、はじめて直接買ってやった物かもしれない。




もう少し大きくなったら、太陽もA-lineの意味がわかる時がきて、
そのとき、父ちゃんの今日の想いを知る時がくるんだろう。

あと数週間で5歳になる太陽。
もう少年だよ。
まさにスコーミッシュッ子で、自転車でジャンプするのが大好きな太陽。
暇さえあれば自転車に乗っかっていたい年頃。
最近飛ばし気味に上達してきてたから、喝!になる、でも痛すぎないちょうどよい怪我だったかも。
めげずにこれからも、がんばってチャレンジしてほしい。

口の怪我もたいしたことなかったので、夜は、リッチモンドのナイトマーケットに向かいました。

この日は、ゆうくんとまもちゃんが、土壇場でもぎとったフードベンダーのチャンス、Teriyaki Boysを応援しに行ってきました。
2人のチャレンジやパッションを前もって聞かせてもらっていたので、競争率の高いナイトマーケットで奮闘している姿をみて、嬉しく思いました。
がんばれーーー!























しかし、ナイトマーケットはカオスだわ!アジアだわ!
新宿ばりの人ごみ、アジア色いっぱいな感じに、アジア人の血を呼び起こされるわ。


頑張る人たちの勇士を見た、熱い夏至2014。

帰り道、夜の11時だというのに名残惜しく海に島影を残す太陽の光に、諦めないファイトスピリットを見たような気がした。

それはそれは美しい景色でした。

P.S. リッチモンドのナイトマーケットは毎週金、土、日 午後7時〜11時やってますよ。おいしいアジアフードがたくさん!アジアっぽいグッズがいっぱい。
ぜひ行ってみてくださいな〜。

2014年6月14日土曜日

Pender Islandの旅 その1 〜木の家・土の家・藁の家〜

Mayne Islandを後にして、フェリーで15分ほどの隣の島、Pender Islandに向かいました。

Pender Islandでは、Strawbaleの家に住んでいるというTracyのcottageに2泊することにしました。

まず、Pender Islandの印象は、Mayne Islandに比べて針葉樹が多く、”森”の気配が濃いと思いました。
島自体もMayne に比べたら大きく、小さなモールもあり、人口も2500人。
その割に、メインの道路を走っていても人の気配が全然しないのは、ひとつひとつの土地が大きいからなのかな?
ただ、Visitor Infoの矢印につれられて走った先にあったのは、Visitor Centerではなく、各コテージ/ホテルのパンフレットが壁に貼付けられている掲示板 笑
さすが、島!
結局この島の見所とか観光ポイントは全然わからず 笑

まあ、ゆっくりするのが目的だったので、早速コテージを目指すことに。




ここはwoodコテージでStrawbaleではありません。
ですが、色合いやセンスが良く、小さいけど開放感があり、気持ちがいい。
リサイクル素材で作られた階段や、コンポーストトイレットなどエコな工夫がたくさんあります。








このCottageを建てたのは、女性の大工さんだそうです。
わたしが驚いていると、Tracyが、「私たち(女性)は、なんだってできるのよ、そうでしょ?」と一言。




Compost Toilet




















































Cob Cottageに泊まった後に、改めて気づいたこと。
Cob houseのように直線がない造りは、創造的でマジカル感が素晴らしいですが、

こちらのcottageのように木の統一感のある作りは、凛としていて、清々しく、頭が冴えるようなスッキリとした氣が流れていることに気がつきました。


土と木、同じ自然素材でも創りだす雰囲気が全然違います。
もちろん流木と切りそろえられた木でも違う。

わたし的には、木の温もりが醸し出す、自然との一体感の方が心が落ち着くかな。
今回、初めて直線の”美しさ”に気がつくことができました。


さあ、土の家、木の家、ときたら、お次ぎは藁の家。
まるで、”3匹の子豚”のストーリーのようですが、同じ敷地に住むTracyにStrawbaleの家を見せてもらえることになりました。

プライベートのお家なので、写真はないのですが、胸がトキメク素敵なおうち!
参考までにTracyが以前建てたStrawbaleのおうちはコチラ かなりツボ!!
いやー理想だわ。

Strawbaleがいいなとおもう理由は、Strawbaleはあくまでも”壁”の役割なので、素材としてのメリット(断熱性/通気性/環境)が高いし、木との融合も抜群だし(post&beam設計で壁をStrawbaleにする方法が多い)、コーティングとして使うプラスター(漆喰)がCobの様なEarthyな雰囲気を出すので、”見た目、実用性、環境配慮”と全部揃っていうことなし!
Strawbale house、確実に、叶えたい大きな夢のひとつになりました。
この島には他にもStrawbaleの家に住んでいる人たちが数家族いるそう。

今回、実際にNatural Buildingを作って/住んでいる人に話を聞けるだけでなく、Cob house&strawbale界のパイオニアで、大工/アーティスト/ファーマーのTracyに出会えてよかった。

言うまでもなくチャーミングで魅力的な女性です!



そんなTracyにこの島に住む日本人ご家族ーキクチファミリーーを紹介していただいた。
このキクチファミリーのみなさんは、自然農法を実践され、お子さんが5人!もいらして、そしてアンスクーリング(学校にはいかず、敢えて教えない教育)しているという。
興味津々!!

キャンプでは決して味わえない、人と人との繋がりが新しいご縁を結んでくれる旅。
こういうの久しぶりでワクワクしちゃいます。

Tracyにハグをして、キクチファミリーのお家へ向かったのでありました。
長々と読んでくれてありがとうございました。

続きはまた。



Stacy作のステンドグラス



2014年6月7日土曜日

Sustainable Mayne Island の旅 その2 〜日本庭園〜


Mayne Islandの端っこに、鳥取県の有志の方が造ったという日本庭園がありました。
なんでもMayne Islandと日本人は深いかかわりがあるそうで、その昔この島には日本人のコミュニティーがあり、BC州でトマトのグリーハウス栽培を成功させたのは、この島の日本人だったそうです。













2014年6月5日木曜日

Sustainable Mayne Islandの旅 1 〜 cob cottageに泊まる 〜


ひょっこりと5日間の休みができたので、家族でバンクーバーとビクトリアの間に浮かぶ島、Mayne IslandとPender Islandに行ってきました。


私たちはNatural Buildingに興味があって、Mayne IslandはBCの中でも、ーCobやStrawbaleで建てられた家がある島ーというイメージがありました。
いつもはキャンプな私たちですが、今回はせっかくだから島のNatural Building事情を調査するべく、cob cottageに泊まってみることにしました。

まずは写真から。

COB HOUSE!

この窓際のベンチ、素敵です。
もともとはCOBの暖炉だったようですが、後から鉄暖炉をセットしたそうです。
曲線といい、手作りの棚や取手といいかわいすぎる! 

ロフトのデスク 素敵な作品や文章が生まれそう。
このCob houseは15年前に、Mayne Islandでcob house のワークショップをオーガナイズしているcob worksの有志たちによって建てられました。
ちなみにCob houseとは、粘土質の土と水と砂と藁を混ぜた、固めの泥でできた家のことです。
基本的に、土や砂はその土地から掘り起こしたものを使うのが理想。
Cob houseの多くは、パーツの素材に、地元の流木や、石や、街のリサイクルセンターで発掘した捨てられていた窓やドアを使ったり、まさにrecycle reuse reduceの家、地球に還る家なのです。

Cob Houseの特徴について、昔書いたことがあるので、興味のある方は過去記事をのぞいてみてください。

わたしたちもSunshine CoastでCob Ovenを作る手伝いにいったことがあり、足で粘土を捏ねて、形をつくっていく作業が楽しかった!
Cobは曲線や形など、自由に創りだせるので、アートな感性がものをいう、まさにImaginationとCreationの融合!

ただ、Ovenを作っていて感じたのは、家をつくるとなると、相当な根気と労力と時間が必要。
何人も人手が必要だし、思う通りにはいかないと思う。
だから余計に、たくさんの手をひとつにまとめあげるcob worksにはrespect!

さて、Cob houseの良さを一言で表すなら、“温もり”。土の温もり。
そこに木の温もりと作り手のLOVEがミックスされ、全てが織りなす空間のマジカルなこと。
現実の世界から切り離されたような、不思議な空間。
”盗まれた時間 ここは現実の世界からずっとずっと遠く離れたところ。”

子ども達もリラックスしていい時間をすごしました。 




さて、この記事のタイトルは"Sustainable Mayne Island”となっていますが、どんなところがSustainableなのか、お話してこの記事を締めたいと思います。

Mayne Islandはガルフ諸島の中でも人口が900人程度の小さな島です。
この島にはゴミ処理場がありません。
それどころか、フェリー乗り場にも公園にも、ゴミ箱がありません。
その代わり、リサイクルとコンポーストを徹底していて、リサイクル用の箱は島の要所に設置してあります。
リサイクルにできないゴミは、旅行者でも持ち帰るのが基本。

Squamishのゴミ捨て事情は大雑把なので、その感覚でこの島にくると、いかに自分がゴミを生み出しているか(たとえゴミを減らす努力をしていても)思い知らされます。

また、ダムなどあるはずもなく、しかも湖も川もないので、水の貯蔵力に限界があります。
もうおわかりかと思いますが、この島では水が貴重です。 夏場は特に。

そういった事情から、サステインナブルを地でゆく島、Mayne Island。

さて、Mayne Islandを後にして、隣のPender Islandへ向かいました。
そこではcob worksの創始者であるTracyArtwood Cottageに泊まることになりました。
TracyはStrawbaleのお家に住んでいるのですが、natural buildingうんぬん以上に、人柄が魅力的!Pender IslandではTracyのおかげでとっても素敵な出会いが待っていました。

その様子は次回またupします。

長々と読んでくれてありがとうございます♪

2014年5月30日金曜日

雲のかけら

隣の家のCotton Woodの綿毛がフワフワと空を舞っている。


それを見た太陽が 

”これってさあ、雲のかけらでしょ?
    雲のはしっこが、ちょーっとだけちぎれちゃったんでしょ?”


と言った。
こころがほわっと温かくなった。

大人的な事情でいえば、埃のように舞うし、ガーデンの土にびっしりついたりするので、Cotton Woodの綿毛はあんまり好かれてない。

でも今日は、そんなCotton Woodの綿毛のおかげで、心がほぐれたよ。

先入観って、やっかいだなあ〜!





2014年5月15日木曜日

お肉を食べること

私はベジタリアンではありません。
お肉の中で、主に食べるのは鶏肉ですが、スーパーで売っている肉には、ホルモン剤や抗生物質がガンガン打たれているので手に取るたびに躊躇します。

特に最近の女の子は早熟の傾向だそうで、食べ物に注入されたホルモン剤の影響も大きいだろうなと思うと、子供にはあまり食べさせたくない。
かといって、オーガニックの鶏肉や、Medication Freeの鶏肉はお値段が張る。

あ〜どうしよう〜。。。あ、そうだ!

ということで、賢い主婦のみなさまはすでに実践されていることと思いますが、Medication Freeの鶏肉をまるごと買った方が割安だわ!ということに気づき、最近一羽まるごと買うようにしてます。
その方が、月に何羽と決めて買えるので食費の管理しやすいし一石二鳥じゃあないですか。

それで、このあいだ一羽(といっても足首/内蔵/頭は取られてるもの)を解体してみたのですが、、、。

正直、骨を折る音(パシっ!)とか、砕く音(ミシミシ)とか、腱を切る感覚(ブチンっ!)とか、肉を骨から引きはがす作業とか、ううっ!って感じでした。

”お命、あ、ありがとうございます。”と、内蔵も頭も血もないのに、このビビリ度。
背中がゾゾーーってしたりして。

切り身で売られていると、感覚が麻痺してわからなくなっているけど、
生き物を食べるってこういうことなんだなあって改めて思いました。
 
いずれ鶏を飼えるような環境にうつった時のために、今のうちから丸ごと鶏肉を上手に解体することに慣れて、いつか来たりし日のときは、シメて羽をむしって頭をおとして血を抜いてっていう作業も有り難くできるような精神力、生き物との一体感を自分の中に育てていけたらなあ〜と思いました。

最近、スコーミッシュでは、”家の庭で鶏を飼ってもいいんじゃないか議論” が市議会で話題になっているそうです。

今の条例では、鶏は飼えないきまりになっているのですが、
バンクーバーや他の街でも鶏庭飼いOKのところが次々でてきて、スコーミッシュもオッケーにするべき!という声が多数あがっているそうです。

でも、スコーミッシュはブラックベアの生息地なんで、Human and Bear Conflictという観点から慎重になっているそうです。
それを踏まえて、個人管理ではなく、有志で管理し合うCo-op形態ならいいのでは?なんていう案もあるそうです。

さてさて、どうなるかな?

しかし、分解した骨を煮込んだスープのうまかったこと!
Whole買いおすすめです!

2014年5月7日水曜日

体と心の大掃除 〜ココナッツオイルでうがい オイルプリング〜

前回の記事のとおり、風邪をこじらせてしんどい2週間だったのですが、
ショウガ湿布以外にも、コレは!という健康法にであったのでご紹介したいと思います。

健康マニアの人は知ってるかもしれませんが、ココナッツオイルで15−20分うがいするという、アーユルヴェーダの健康法oil pullingをやってみました。

オイルプリングをすると、口の中のウイルスや雑菌やバクテリアがオイルに吸着されてお口の中が清潔に保たれる&風邪等の予防になると言われてます。
それだけではなくて、免疫強化や虫歯&歯周病の菌を減らしたり、歯が白くなったりするそうです。詳しい効果は、ずぼら主婦日記さんに載ってます。

これを教えてくれたEliseは毎朝1回オイルプリングして数ヶ月経つそうですが、オイルプリングをしはじめてから風邪もひかずに健康だわ〜って言ってました。
私は銀歯があるので、それをみて、銀歯のケミカル毒も吸収するのに役立つみたいよ。とも言ってました。
風邪やインフルエンザ、いろんな病気の多くが口から入ってくるので、お口のデトックスは重要なんだそうです。

うーーーーん、納得!

早く治したいし、咳やら鼻水やら、口のなかもいやーな感じだったので、効きそうなことはなんでもやりたい!ってなわけで即実践。

毎朝起きて、水を飲んだ後、溶かしたココナッツオイルを小さじ1.5杯くらい口に含んで15分モグモグしつづけます。
思ったより全然オイルっぽくなくてやりやすい。
でも、15分ひたすら座ってモグモグしていると長く感じるので、ご飯の用意しながらやるくらいが調子いいです。
ちなみに、雑菌だらけなのでオイルはくれぐれも飲まないように。
シンクに流すと詰まる原因になるので、終わったらゴミ箱に吐き出します。

さて、効果のほどなんですが、私は目にみえて効果がありました。
今日でオイルプリング4日目になりますが、 まず、4日ともオイルプリングした直後に、痰がいっぱいでました。(汚くてごめんなさい)
わたし痰を出すのがヘタクソなんですが、これやっているとオイルに吸着されて気管支から痰が上にあがってくる感じがしました。
ただひたすらに咳込むのはつらいけど、役目あっての咳なら私も自分の体を応援したいさ!
おかげで、かなりスッキリしましたよ。

わたしは歯が悪いので、コレを機に毎朝オイルプリングしてみたいと思います。

みなさんも毎日の健康法に取り入れてみてはいかがですか?

2014年5月6日火曜日

生姜湿布 〜人の優しさと生薬が一番のお手当て〜 


ここ2週間、かなりの体調不良でしんどい日々を過ごしていました。

風邪引いたかも?と気づいたGood Friday
3日で治るだろうと高をくくったEaster Monday
初々しい新緑を窓から眺める、頭痛と副鼻腔炎の日々
こじらせた10日目、病院で抗生物質をもらったその日のHigh Fever
もう勘弁!まだ続くのかの気管支炎

という感じで今に至ります。

最初の1週間は、思いつく自然療法はいろいろ試しました。
効くには効くのだけど、良くなったと思っては、ぶり返すの繰り返しで。
その後、完全にこじらせて細菌感染してしまったので、抗生物質の世話になってます。
幸か不幸か、子供が超元気なのと、ゆうじくんも仕事があるので、ゆっくり休むことができず、しんどかった〜!

でも、熱がでたときはリサにごはんを作りにきてもらったり、
たばちゃんに子どもの面倒をみてもらったりして、本当にしんどい時は休ませてもらい、
なにより、仕事をしながら子供の面倒をみてくれたゆうじさんのおかげで、今は70%回復しました。

今思えば、これだけ長引いた原因は、最初のうちに風邪を全うできなかったから,,,かなあ。
と思います。

そんな中、家事だけじゃなくて、ショウガ湿布までしてくれたたばちゃんのおかげで、ようやく風邪を全うできそうです。

すごい量のショウガをすってくれて、きっと手も痛かったに違いない。
アツアツのショウガ湯を浸したタオルを腰に当てては取り替えてくれて。
手も熱かっただろうに、ずっと台所で働かせてしまったよ。
ありがとうね、たばちゃん。私には、女神様にしか見えませんでした!

贅沢にもたばちゃんには2日に分けてショウガ湿布をして頂きました。
1回目の時は悪寒があったので体が発熱して、毒が一つ抜けていくのが分かりました。
2回目は、もう風邪も終盤というところだったのですが、昨日やっていただいて、
毒が溜まっていたからなのか、ショウガの刺激(普通ピリピリするらしい)も匂いも感じなくて、ただ温かさに身を任せていました。気持よかった。
で、今日起きたら、また1つ2つ毒が抜けていて、かなり回復した手応えがあります。

本当にしんどかったので、実際に手をかけてもらうことって、こんなにも温かいんだなあ。
人の優しさって、自己治癒力のブースターになるんだって気がつきました。
”ありがとう”っていう気持ちでいっぱいになると、体は治る方にむかっていくんですねえ〜〜。

昔、福島の満月祭に行った時に、ぎっくり腰になってしまい、満月祭で出会った方にビワの葉温きゅうをしてもらったことがありました。
そのときは、次の日に宮城までウーフに行く予定だったのに、バックパックも背負えず、腰のことでドタキャンすることになって、申し訳なくて、腰も痛くて悔しくて泣けて。
そんな中、お金もとらずに1時間以上やってくださって、本当に涙がでました。
実際やってもらってから、本当に楽になりまして、ビワの葉パワーにもビックリでした。

ショウガ湿布も、ビワの葉温きゅうも誰かの手でやってもらわなければなりません。
体調を崩しても休めない状況にあると、どうしたって氣がはって心がぎゅっとかたくなっています。
その心を解きほぐしてくれるのは、人の手、まさに手当てなんですね。
そのお手当てと、生薬の力があいなって、回復を早めてくれるんだなと思いました。
素晴らしいぞ、日本の民間療法!
 

そんなたばちゃんとももうすぐお別れ。
別れる寂しさより、出会えた感謝の方が100倍勝る。
彼女の新しい旅が、素晴らしく完璧にすすんできますように。
もう少ししたら、たばちゃんと愛犬ラマの物語をこのブログでも書かせてもらおうと思います。
 
 

新緑のSquamish Valleyの森




mossy fresh greens

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2014年4月23日水曜日

Earth Day2014

Earth Dayの今日、こちらは春の嵐でした。

左から右から、風がざざざーーっと吹いたかと思うと、今度は後ろからスカートをまくりあげるような突風がびゅる〜〜っと吹く。
日本でいう春一番のような春の嵐。

Earth dayの今日、みなさんはどんなことに”フォーカス”しましたか?

わたしは、地球を思う日こそ、地球の細胞のひとつである、自分の内側を見つめる日なのかな、なんて思いながら過ごしていました。

地球上で起きている出来事を、たくさん知って、学んで、考えることは大事なことだと思う。

ですが、わたしは、ここのところずっと、文字や映像で知る出来事よりも、自分の目の前の現実にフォーカスしていたい時期のようです。
それは、ある意味、とても人間くさい、視野の狭いことなのかもしれません。

でも、毎日行く森や、鳥の歌声や、 てっぺんから見る景色や、移ろう季節、
植物や野生動物のサイクル、森を駆け抜けていった風。
小さいガーデンでも育ってくれた野菜を食べるときや、
ネトルやベリーなどの野草を摘みながら森を歩く時、
川でサーモンを釣り、その上空をサーモンを狙うハクトウワシが飛んでいる時。

そういうことにわたしは”生かされてる”って感じる。

森の中では、癒されることもあれば、恐怖心が生まれることもある。

だからこそ、生きているという心地がする。

その感覚をずっとずっと、感じていたいと思う。

その感覚とずっとずっと、繋がっていたいと思う。

 では、どうしたら、日々の暮らしの中で、その感覚と共鳴しつづけることができるだろう?

そう、自分に問うてみる。
それがわたしのEarth Dayでありました。




今日の空に現れた雲。太陽の下には雨。
太陽の周りの虹がなんだか♡に見えるんだ。
空からのメッセージでした。

2014年4月18日金曜日

春の抱負

さあて〜さてさて ういういしい若葉の息吹に心くすぐられる季節に入ってきましたよ〜

冬のあいだ耐えて耐えて、ずっとこの時を待ってた〜!
森や街の街路樹も芽吹きのエネルギーに満ち満ちていて、気持ちがいい。
わたしも、なんだかすっごくやる気がでる!

そう、毎年この時期になると、今年は”バイクがんばるぞ” ”歩きまくるぞ〜!” ”筋肉つけて引き締まった体になるぞ〜”と毎年思うんです。
で、最初の方でがーーーっとやって、あとはおざなりになってしまうというのが、いつものパターン。

今までは、授乳中とか、子どもが小さすぎて時間がないとか、自分にいいわけできたけど、今年からはそんないいわけも通用しない。ノンノンノン!

なもんで、”今年こそモチベーション”を保つために、買っちゃいましたよ〜。

じゃじゃーーーん!体脂肪/筋肉量/水分量/骨量 が測れる体重計!!

いままでは、針で測るアナログなものを使っていたのですが、目が悪いからいつもぼやけて見てたのと、自分の都合のいいように、両目でみたり、片目でみたりしてごまかしてきました。
でも、デジタルはごまかせません。

く〜〜高かったぜ〜 $50もした!
でも、家族の健康維持代と思ったら安いもの。

あ、
そうだった、2014年のテーマは”腹八分目”と”美”だったわ。
これ書いたあと、アップルパイ食べようかとおもったけど、やめよう。
女性は、体脂肪率 20−23%、筋肉量 36−40%がいい体なんだそうですよ。

自分をビシッっと戒めるためにもがんばります!!

ベリーの中で一番最初に咲くサーモンベリーのお花

2014年4月9日水曜日

リユーズできる生理用品の普及とそれぞれの利点

<<今回は女性限定のお話です。>>

布ナプキン、ECO MOON PADをファーマーズマーケットで売りはじめてから、今年で3シーズン目になります。

布ナプキンは、日本では割と浸透しているのではないかと思いますが、こちらではまだまだという手応えです。
それでも、去年はおととしよりもブースに立ち寄ってくれる人が増え、おととしは”布ナプキンってなに?”というところから説明していましたが、嬉しいことに去年は”知ってた/探してた”という人も多くなってきました。

今日は環境と体に優しいmoon daysの過ごし方について書いてみたいと思います。

<リユーズできる生理用品の普及>
環境と体への配慮から、再利用できる生理用品が少しずつ普及しているのを感じますが、こちらではタンポンを利用している人が多いので、おそらく一番人気があるのが、Diva cupなどのリユーザブルカップです。
実際、ECO MOON PADを購入してくださる女性の半数近くが、カップユーザーです。
そんなわけで、カップのバックアップ用、またカップのいらない軽い日用に、Light Padがよく売れます。

私はなんとなーく怖くて、実際使ったことはないのですが、リユーザブルカップとっても便利だそうですよ。

<体と心をいたわる布ナプキンのよさ>
こちらはタンポン文化なので、生理の経血自体が不快/不潔と思っている人も割といる感じがします。故に、布ナプを洗うことに抵抗がある方が多そうです。

しかし、私は、自分の体に備わった機能、それも女性を司る体の働きを、嫌悪してしまうことはとても寂しいことだと思います。

それに、健康管理という面で、自分の体のことを知っておくのは大事です。
布ナプだと、毎回、生理の量や質を観察することになるので、もし生理の質がよかった時は、’食べ物がよかったのかなあ〜とか、ヘビーだった時にはストレスあったかなあとか自分について思いを巡らすキッカケになるというメリットがあります。


Love your self
Love goddess inside you


布ナプの一番好きなところは、
布ナプを使いはじめて、生理を不快だと思う気持ちがだいぶ減って、さらに自分が女性であることをより愛せるようになったこと。


あなたの体と心を一番にケアしてあげられるのは、あなただけです。


布ナプは、そんなことを気づかせてくれます。














布ナプは、とにかく優しいし、温かいです。
使い捨てのようなゴワゴワ感、ムレかぶれありません。
使い捨ての違和感は、無意識的に体への負担になっていますよね。

よく言われる漏れの心配も、何年も使っていると、パターンがわかってくるので、ほぼないです。

<生理の質の改善>
さて、私、20代のころは生理がひどくて、排卵痛から、発熱、急性腸炎をひきこし数回入院するほどでした。
12年前にカナダにきて環境と食生活と考え方が変わり、排卵痛がかなり改善されました。
それでも数年は、かなり量が多くまた、ひどい生理痛に悩まされていました。
カナダでも一度、激痛から、emergency room行きになりました。

ですが、その後、布ナプに出会い、波はあるものの数年かけて徐々に生理痛が改善され、痛み止めを飲まなくてもいい時あり、さらに経血の質がよくなりました。
2人の子どもを出産した現在は、生理痛はなくなり、痛み止めは全く飲んでいません。
量もふつうになりました。20代のころに比べると劇的に楽になりました。

布ナプだけが生理の質を変えたとは言い切れませんが、重い生理で悩んでいる方にもかならず改善の余地はあります。
是非、布ナプ、食事(特に砂糖)、ストレス解消、意識して実践してみてください。

<使い捨ての生理用品への疑問>
市販の使い捨てナプキンの吸収体は、体を冷やす作用がありますし、石油や化学物質でできているため、お世辞にも体にも環境にも優しいとは言い兼ねます。
ゴミの多さも気が引けます。

タンポンは、フィンガータイプだったら物自体は小さいのでゴミとしては小さいかもしれませんが、タンポンに使われているコットンの残留農薬やダイオキシンがどうなんだ?という疑問、さらに、トキシンショックの可能性を秘めています。

私は、タンポンを使っているときの方が生理痛がひどかったのと、流れをせき止める、、、というのがどうも、しっくりこず。たまーに使うくらいがちょうどいいです。

<オススメの組み合わせ>
ナプキンもタンポンも一長一短ですが、私としては、基本布ナプキンで、量の多い時/外出/運動するときにシリコンカップを使うのが、環境と体に優しいベストな組み合わせだと思います。

そうそう、コットンの生産には大量の農薬が使われています。
せっかく布ナプをチョイスするのだったら、絶対にオーガニックコットンで

もちろん、ECO MOON PADは、アメリカ産の認定されたオーガニックコットンを使って草木染めしてます!
日本でもどこでも、世界中に発送してますので良かったらリンクをクリックしてEtsy shopをのぞいてみてください♪





2014年4月4日金曜日

滑り納め 2014

今年も滑り納めいたしました ありがとう2013/14シーズン。

今シーズンのはじめは雪がなくてどうなることかと思ったけど、雪があるときを狙ってすべっていったので、今年も満足なシーズンでした。

35になりましたが、一緒に滑ってくれる友人がいることに感謝。
その友達もママだったりするのに、さすがウィスラーローカル。
相変わらずpushされる。
脚力も体力も滑りも落ちてて凹むけど、でもやっぱアガる。
気の知れたみんなと滑るのが一番楽しい。それも朝イチがやっぱり気持ちがいい!

今年の最高な一本は、ゆきかちゃんといったフルート。
息を切らせながらあがった、フルートのてっぺん。
ごろんってねっころがって、空を仰ぐ。
雪のせいで、空がさらに青くみえた。

何度も何度も、こうやってここで空を仰いだ。
今年もまた。

いろんな意味で、最高だった。
フルートは一年に一度いかなくちゃだな。
わたしにとって、冬の神社みたいなものだ。

誘ってくれてありがとう ゆきかちゃん。
姉さんのハイクはやっぱり早いや!

太陽ともはじめて一緒にスキーに行った。
子どもとスキーにいけることも感慨深かったけど、太陽と濃い時間が過ごせたことが、なによりのギフトだったかな。

そして、最後はスキーで〆ました。
気持ちのいいお天気の朝イチのピステン さいこー!
エメ ハーモニー シンフォニー レッド ピークでブラックタスクを拝んでからのHWY86経由でクリーク。
ウィスラー満喫させてもらいました。

山の空気はほんとうに最高だね。
Super refreshing!

今年もありがとうございました ウィスラーブラッコム!
また来年もよろしく

写真なくてごめんなさい!

2014年4月3日木曜日

草木染め雑感 

ああ、もう4月です。

ありがたいことに、Eco moon pad(オーガニックコットン+草木染めの布ナプキン)のEtsy販売分がほぼ売り切れまして、ここ数週間は、Eco moon padの製作に取りかかっています。
そんなタイミングで、生地のサプライヤーさんが引っ越しで休業中。
欲しい生地が手に入らないので、いろんな色で草木染め実験しています。



うえから 茜
まんなか ざくろ
した   LAC











これはコットンヤーンを、
茜とLacとザクロの配合を変えて染めたもの。

全部を使ってストールを編みたいな。

















いろいろやっていたら、緑系や、青系も作ってみたいなとか、
いろんな色を使ってなにか1つ作品を作りたくなって、
コットンキャンバスでエプロンを作ってみました。
ファーマーズマーケットに立つときのユニフォームにしよう〜。

物好きな人のためのinfo。
赤=Madder(茜)/黄色=Osage Orange/オリーブ色=Osage Orangeの鉄媒染/
青紫=Log wood
下処理=ザクロのタンニン染め

草木染めの色はやわらかい。

草木染めのやわらかい色は、命のある植物だからこその色。
染液の濃さは、命のエネルギーと比例する。

芽吹く手前に採った素材(木の皮や枝)の色が一番強く、
逆に、秋の木の実などは、素材どおりの色がでることはあまりないし、
芽吹きの時期にくらべて発色が薄くなったりするそうだ。

それに、たとえば真っ赤なザクロは、染めると黄土色になるし、緑のビワの葉はピンクになったりと、たいていの素材は、見かけの色には染まらない。

それが植物の個性でもあるのかとおもうと、ますます心をくすぐられる。

それに、わたしは、草木染めの色には、”陰”があるように思う。
それは、命で言ったら”成熟し、死していく”というの部分なのかもしれないけれど、
だからこそ、深みとやわらかさが、色としてでるのではないかと思う。

おおざさに言えば、哲学とか、悟りとか、そういったものが草木染めの色には映し出されている気がする。

そういうところも好き、だな。

なんて、思いながらちょこちょこECOMOONPADを作ってます。
そのうち洋服とか自分で作って染めていきたい。

ちょっと宣伝だけど、、、まだFULL LINE UPではないんですが、EtsyのECO MOON PADのショップをぜひぜひのぞいてみてください。
心と体と地球に優しいものをお届けしていきたいです♪
日本にも発送しています♪

そういえば、このブログで、あんまり布ナプの話を書いてないので、また次に書こうと思います。

2014年3月27日木曜日

クロッカスのメッセージ

サマータイムになりました。
おひさまの時間が長くなったー。

春を告げるクロッカスの花。
鳥達の歌声
メスをおいかけるオスのリス達。

まぶしいくらいの日差し
その翌日の雪

三寒四温の真ん中。
でも行き先は春、いや夏。
枯れた木々も、じきに新緑でいっぱいになり、夏には休息の木陰になる。
そんな様が、目に浮かぶ。


外では私にベッタリで、内弁慶でシャイなルナが、
5歳のお姉ちゃんに手をとられ、遊びだした。
私から離れて遊ぶなんて、初めてのこと。
口をぎゅっと結んでいるものの、心の緊張はすこしほぐれてきたかな?

今日は初めてランバイクに乗った。
当然、バイクにまたがってもヨチヨチで、見かねて”押そうか?”と声をかけた。
でも、”いい、じぶんでやる。”とルナ。
お兄ちゃんがいるからかな。昔から結構負けず嫌いなところがある。

本当にママッ子だった太陽も、夜1人で寝るようになった。
いつのまにか大きくなっている足。
新しい靴を買う時、いつもホロリとしてしまう。
誰とでも仲良くできて、ひょうきん者の太陽。
でも、わたしは彼に少し厳しすくしすぎてるかもしれない。
大きくなった靴をみながら、”大好きとごめんね”がこみあげてくる。

太陽は、とっても運動神経がいい。それ故にヒヤヒヤする。止めそうになる。
彼のチャレンジをどーーんと見守ってやれるようになりたい。
















毎日同じように過ぎているように感じる。
でも、確実に成長している。
それに気づくと、気づかなかったことを悔やむ。

夏の日差しが、子ども達の瞳に、笑顔に反射する。
その頃には、ルナは上手にランバイクに乗れるようになり、
太陽のことを、”少年”と呼ぶようになるんだろう。

きっとこの春も、夏もあっという間に過ぎていくんだろうな。
子ども達もきっとあっという間に育っていくんだろう。

よく言うように、子どもとどっぷり一緒に過ごせる時間は短いのだろうね。

なんてことをを感じる芽吹きの時期。
どんよりとした冬が終わり、忙しい春と夏の前の、楽しい物思いにふける季節です。


2014年3月24日月曜日

Waldorf Doll ついに完成! 〜髪の毛の付け方など〜

取りかかっては放置してとゆっくり作っていたおかげ1年かかってしまいましたが、娘のWaldorf Dollが完成しました!

もしかして誰かの参考になるかもしれないので、作り方をupしておこうと思います。
今回は、一番手間がかかると言われる髪の毛の取り付けです。
ボディーの工程はこちら

まず髪の毛の毛糸なんですが、絶対絶対モヘアがおすすめです
わたしはモヘア70%に、同系色の毛糸20%と、ドレッド風の赤系の毛糸10%を混ぜ込ませて使いました。

一本ずつ縫い付ける方法もあるようですが、気が遠くなりそうだったので、レイヤーを作って縫い付ける方法にしました。

1. まず毛糸を、人形の足首までの長さ x2にカットして、大量に用意します。
それを左右同じ長さにしてお人形の頭にセットします。

2.まずど真ん中の分かれ目(First Hair Line)で一層目を縫い付け、そこから3cmほど下のSecond, さらに3cm下のThird、私は一番したの襟足に毛糸を頭に縫い付けます。

その次に、1と同じ毛糸で、First, Second, Thirdと縫い付け(襟足はしない)、
さらに、1と同じ毛糸を、First, Secondと縫い付け、最後の一束はFirstだけを縫い付けます。つまり1の毛糸束を3−4レイヤーつくっていきます。







おさげにすると、後ろ姿が若干変な感じ。




























後ろからみるとこんなかんじ。

頭のテッペンに持ち上げている毛糸をおろすと自然なロングヘアになります。

わたしはこの髪の毛の付け方でよかったなあーと思っていますが、ポニーテールとか凝った髪型はあんまりできないかな。

ついに完成!




ながいことかかりましたがなんとか無事に完成!
胴体はダラダラと作ってしまいましたが、顔に表情がはいってからは早く完成させてやらなくちゃという気持ちで追い込んで作りました。

髪の毛からおなかから、手足まで、肌触りとか重さとか、柔らかさとか、すっごい気持ちいいです。
洋服はルナが小さい時に着ていたワンピースを詰めてつくりました。

名前は”あやちゃん”。


ただ、、、娘はあやちゃんのこと気に入ってくれてるんですが、いまのところほったらかし度がかなり高めです。。。母、無念!
まあながーい目で一緒に遊んでいってくれれば嬉しいかな〜〜


時間掛かっちゃったけど、つくっていて楽しかったな。

私にとっても素敵なクラフトタイムになりました。





最後にサプライヤーリスト

髪の毛:The knit & Stitch (West Vancouver)
肌  :Dressaw (Vancouver)
羊毛 : Birkland Bros Wool (Vancouverでも閉店してしまった)
ドールニードル:オンラインで買えるらしい


2015 Dec 追記: Waldorf Dollその後 〜髪の毛増量中〜

2014年3月12日水曜日

心の衣がえ

今年も3月11日がやってきました。

うん、いろんなことを考えます。

地球上いろんなところで、いろんな災害が起こっていて、
明日は我が身というか、いつどんなことに巻き込まれてもおかしくない。

311からずっと、そういう気持ちと、
家族が離ればなれになったり、失ったりすることへの恐怖がいつもどこかにあった。

そういうのが、母親としての普通のことなのかわからないけれど、私自身をかなり億病にさせてきた気がする。

気がつくと、自分の目線でしか物事を捉えられなくなっていて、情報に目がいきがちで、
もっと大きなもの、形としてみえないもの、ーOnenessとか地球意識とか愛とかー、そういうものを信じて、委ねて、そのなかで日々フルに生きる。ということを、忘れがちになっていたな。
(なんで、パッと目につくとこにキツいニュースばっか溢れてるんだろう!?もうっ!)

だから、久しぶりにグラウンディングワークをした。
すぐに、静寂につつまれた森や湖がイメージのなかに現れた。
全てを溶かしてしまうマグマが現れた。
すごく落ち着く。わたしはここと繋がっている。
大地と繋がっている。地球と繋がっている。わたしは地球の一部。
この静寂と美しさのなかに、心と体を委ねよう。

子育てに追われる日々。長い長いマラソンのように感じる。
でも、小さな太陽が、もっと小さなルナを抱っこしている姿や、
子ども達のことばの魔法や、
家族みんなでプールにいって楽しかった〜って感じる時とか、
そういうささいな日常のワンシーンに出会うたびに、

”ああ、この人たちだけは絶対に失いたくない。守りたい” と思う。

それは、すごくすごく幸せなことだなと思う。

これからは、”家族を守る”という強い気持ちに、大きなものを信じることを足して、
臆病な殻から少しずつ顔をだしていきたい。
なんだか最近急にそう思うようになった。

なんてったって、春はもうすぐそこ。

ここ数週間、低気圧のせいなのか、よくわからないんだけど、エネルギーシフトしてる気がするんですが、みなさんはどうでしょう?
もし、そうだとしたら、わたしと私の家族の人生が、向かう道、その光にむかって、顔をあげて前をむいて進んでいこう。